沢田ユキオという漫画家をご存知だろうか。コロコロコミックの「スーパーマリオくん」の作者、と言ったほうが通じるかもしれない。
コロコロコミックを代表する漫画家といえば、間違いなく藤子F不二雄・・・なんだけれども、次点を挙げるなら、と言われたら、小林よしのりやら野村しんぼ、こしたてつひろを差し置いて、私はこの沢田ユキオ先生を挙げたい。
代名詞とも言えるスーパーマリオくん。90年に連載が始まり、今やコロコロコミック最長連載漫画となった。世間的には地味ながら、かなり広い世代(の男子)で認知されていると思う。
如何せん、小学校低学年向けで、おまけにギャグ漫画というのは評価されない(印象を受ける)。自称漫画通は「くだらない」と一言で断罪したりする。話題に挙がることも少ない。
それでも、幅広い世代の思い出の1ページを飾るというのは凄いと思う。もう少し漫画史で語られても良いと思うのこの頃である。玉井たけし先生のように、訃報が出てからでは遅いぞ。
・・・少し脱線したが、そんな沢田ユキオ先生のサイン会がある、と聞いて行ってきた。
と言っても、小学生以下限定のイベントなので御尊顔を拝し奉るのが目的。
大人もサイン欲しいよ〜
場所はららぽーと富士見。ここに入ってるコロコロコミックの企画店舗、コロコロBASEがその会場。一連の漫画家のサイン会をやっているイベントのうちの一つ、らしい。
東武東上線の鶴瀬から東武バスで5分程度。
どーん
東武バス(どうでもいい)
早目に着いたので現地を下見。2階の奥にある。なんかパース図みたいな写真。
開店して30分〜1時間程度経つ時間帯だったが、まだ整理券は配布中というような感じ。店内はマリオグッズやマリオくんの販促ブース、サイン会場といった具合。それにしても店内は盛況だ。
マリオくん特設販売ブース。
サイン会場。
裏側(通路側)には告知文。
脇には先日コラボを発表したばかりのスーパーマリオメーカーの映像が。
(こちらはイベント終了後に撮影)
肝心のマリオがブレるという・・・
イベント開始となる13時前には既に整理券を持った親子連れでいっぱい。司会役の係員からの案内では「沢田先生に確認したところ、ツーショット写真OKとのことでした!」とも。流石沢田先生、太っ腹。
時間になり、ついに沢田先生登場。おおー優しそうな顔!
先生、関西弁なのね(大阪出身らしい)。しかし、還暦とは思えないほど若々しい。
「今日は遠方から、中には京都から来てくれた子もいるみたいで。」とあり、その場でも数人が手をあげていた。遠方からはるばる来た家庭がそれなりにいたみたい。
親の姿を見ると、概ね40代ぐらい?ギリギリマリオくんで育った世代か、少し上といった感じか。
そして、冒頭、イベント用のボードにサインを書く沢田先生。子供たちの列に遮られ、何も見えない…オマケに整理列の奥に配置されてたもんで、サイン会が終わるまで撮影できず(^_^;)
イベント終了後に撮影。
「似顔絵ではかけてないんですけど、最近目が見えづらくて・・・」というよくわからない釈明と共に老眼姿となり、サイン会スタート。
事前に用紙に名前を書かされていたようで、それをみて○○くんへ、とか○○ちゃんへ、と書いてくれるらしい。これは貰う方は嬉しい。まぁ、沢田先生のサインをわざわざ転売する輩は元々居ないだろうけど、そういうのを防止する意味でも良い。
台紙には事前に絵柄が書かれており、それにサインを書くスタイル。コミック買うとそちらにもサインが貰えるのだが、そちらはなんとキャラクターの絵付き。眺めていたら最初の方はマリオ、後半はヨッシーを描いていた。
サラリ
サラサラ
あっというまに・・・ってこれルイージじゃねえか!!
こちらはヨッシー。羨まし~
それにしても小学生の子のソワソワした姿!キラキラした目!こういうのを見ると、薄汚れた大人向けサイン会を希望するなんておこがましい気もしてくる。
中には「沢田先生ガンバレ!」という手書きメッセージを持参してる子も。
ちなみにこれぐらい盛況でした。
14時半までの予定となっていたが、沢田先生が丁寧に描いているからだろう、時間が押して15時半ぐらいまでサイン会は続いていた。終盤になっても沢田先生は笑顔できっちりと書いていた。流石のプロだ。
やはりコロコロコミックの主役は小学生。沢田先生も子供たちと触れ合えてとても嬉しそうに見えた。そういった点を強く感じたイベントだった。
最後に、イベント終了後も食い入るように画面を見る子供たち。やっぱりマリオは王道、だ。
一部始終はこちらをどうぞ。