てなもんや四三式試製飛行機計画要求案摘要

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ナッチャンWorldを特集した「テレメンタリー2017 防衛フェリー~よみがえる徴用の記憶と、現実~」を見た

2017年4月16日にTVでナッチャンWorldが取り上げられた。それが表題の番組。

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メーテレが制作し、テレ朝系で放映。日曜日の朝4時30分~5時00分という爺さん婆さん以外に誰が見るんだという枠。

 

テレ朝系ドキュメンタリーということで大方内容の察しはつくが、録画していたのをようやく見た。

 

 

 

・ナッチャンWorldの映像が充実。

就航時の映像や、半年で運航終了してくすぶっている姿、演習での戦車搬入も船内の様子が取り上げられていて、ナッチャンWorld好きにとっては貴重な資料。後述するが、先日の横浜みなとみらい公開時の映像も。

 

・はくおうの就航時の内部映像も。

過去の報道の映像と思われるが、ビニールに包まれたツインベッドの個室シーンが登場

 

特別目的会社「高速マリン・トランスポート」の構成会社が紹介

これは珍しい?8社の名前が紹介。まずは代表会社の双日(商社)。それに先日船内でいろいろ教えてくれた運航管理会社のリベラ。津軽海峡フェリー、東洋マリーンサービス、新日本海フェリー、JMT、ゆたかシッピング、さらには日本通運まで。このあたりの会社の役割分担は調べてみたい気がする。

 

・「安全を確保した環境にしか行かない」に対する疑問

安倍首相の説明と対照にするような形で、過去湾岸戦争における「中東貢献策」として登用された「きいすぷれんだあ」とその船長(当時)が登場。当時は防衛庁ではなく運輸省の管轄で政府説明も今回同様。一方で、いつの間にか米軍指揮下におかれて、安全ラインを超えた地域に着岸していたことを紹介。「パトリオット飛んできて目の前で迎撃してた」という痺れる経験談も。

 

・船員の確保の課題を浮き彫りに。

一般の国家資格「海技士」を持った隊員が稀で、船員集めに苦慮しているらしい。冒頭は全日本海員組合による反対声明を紹介。後半はPFI事業の現状を紹介。

先日のナッチャンWorld一般公開時に配布されたという案内文書に「自衛官・船員へのインタビューは禁止」という文言があったという紹介と、船内で船員にカメラを向けたらすぐに居なくなってしまった、という内容。うーん、前者はよく見ると代表が質問に答える、って書いてあるし、後者も許可撮らずにカメラ向けたらそら逃げるよな。相変わらずというか、作為的な編集を感じる。代表会社の双日(商社)にも問い合わせしたら「船員のことは答えられない」という回答を得たそうで。だから自衛隊の代表に聞けって。

「後日判明したことだが」というさも自衛隊が隠していたかのようないいぶりの前置詞で(事前に取材しておけよ)ナッチャンWorldの船員はすべて元自衛隊OBの予備自衛官補、はくおうは全員定年退職した一般人という紹介がされていた。ナッチャンWorldの場合は数少ない海技士持ちを集めたそうで、はくおうの場合は「危険な場所にはいかない」という契約で採用しただそうだ。この契約って被災地にも行けなくなるんじゃねーかな?

防衛省は21人分の予備自衛官補の予算を確保したものの、希望者が1名しか来なかった、らしい。まあ、組合が反発してるんだから個人の意思で申し入れできないよなぁ。

覚悟がある前提だが、海技士持ちで自分の海運会社の将来性に不安視している人は、船員に立候補するチャンスかもしれない。

 

・やっぱりね、というまとめかた

東京新聞の評論家が出演していたが「(防衛大綱に則り)中国が島しょ侵攻するという前提に基づいて船員確保を進めている。落ち着いて物事を考えるべきだ。」というコメントで締めていた。まるで中国が島しょ侵攻するのはありえない、といった言い方。まぁ、予想の範囲内だし・・・。

大分演習時に街中での戦車輸送の映像も流れるが「市民が戦車に違和感を感じなくなる」云々みたいなナレーションも流れる。映像見ると携帯に夢中の兄ちゃんが気づいていないだけで、気づいたらぜってー写真撮るから。

 

 

朝日な論説はさておき、映像や過去資料的な面ではよくできたドキュメンタリーだとは思う。この手の作品を見たい時に見れないのはどうにかならんかねぇ。ヒストリーチャンネルも軍事好きの契約者が殆どだから、この手の反自衛隊な内容のは特集でも放映しないだろうし。