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てなもんや四三式次世代輸送システム

美味しいチャーハンを追求するチャーハンブログです。

伊福部昭 百年紀 Vol.5に行って伊福部マーチを聞いてきた。

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2017年4月30日に伊福部ゴジラのマーチが聞けるクラシックコンサートが開催されるらしい、との情報を入手。


2010年5月1日にリベラウインドシンフォニーの「奏楽堂の響き3」で「ゴジラ対メカゴジラより」「SF交響ファンタジー第3番」が演奏されていたのだが、当日躊躇して結局行かず仕舞い。
(後日CDは買ったが)未だに後悔していたり。
http://liberawind.web.fc2.com/concert/20100501/index.html
※リベラウインドシンフォニーは2012年以降活動していないらしく、噂によると解散したんだとか。


という訳で、リベンジがてら行ってきた。といっても、行くと判断したのは当日だけど(反省していない)

なお、特撮・クラシック共に詳しくないので特撮ファン目線の凄さとか演奏内容についてはあまり触れない。というか語れない。後者はそのうちに出るCDで聞いて確かめてもらえれば。

 

 

コンサート名は「伊福部昭百年紀 Vol.5」。指揮は松井慶太、演奏はオーケストラ・トリプティーク。

会場は渋谷区文化総合センター大和田の4Fにあるさくらホール。渋谷駅はハチ公口から徒歩5分、東急セルリアンタワーの裏手側。

 

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天気も良く、外出日和。

 

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渋谷区、金があるなぁ、というような施設。

 

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開催案内。



45分前ぐらいにホール入り口前に到着すると思いのほか混雑していてビックリ。年齢層は高め。(写真は開門後のもの。)

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残念ながら前売りは買えず、当日券を購入。5,000円のB席を・・・と思ったら既に完売。。。やむを得ず7,000円のA席に。2F席最後列なものの、最中央は空席。割といい席じゃないか。後ろの人気にしなくて済むし!座席表を見ると、9割は埋まっている様子。

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時間がまだあるので外にコーヒーを飲みに行く。と、エレベータで女1人と取り巻き2人のような奇妙な3人組に遭遇。

「おなかすいたね~」「奢ってあげるよ~僕〇〇ちゃん大好きだし~」「ありがとう~」

・・・なんだこいつらは。。。

サブカル系の匂いがしたので、さっそく検索。出てきたのは「第4回アイドルソロクイーンコンテスト関東地区予選③」
http://www.idolsoloqueen.com/

これか!場所も渋谷区文化総合センター大和田 文化伝承ホールとあるので間違いない。

さっきのは地下アイドルと取り巻きのようで。あんな一ファンとズブズブな上に隠さないんだな・・・。確かに周りを見渡すと、セブンイレブンの鏡でヘアスタイルをやたら頻繁にチェックしている女子もいたり。それにしてもすげえイベントだ。

地下アイドル、地下アイドルヲタと特撮関係者、特撮ファンが同日に同じ施設でイベントを行うという、まさにカオス(混沌)。


さて、一息ついたので ホールに戻り入場する。クラシックのコンサートなので服装を気にしていたのだが、思ったより普通の恰好(ポロシャツだったり、チェックのシャツだったり、ジーパンだったり、中にはハーフパンツ!まで)の人がいたので、少しホッとしたり。

客層は50代~60代中心といった感じで、若い世代は殆どいない。これが特撮ファンの中心層か・・・。中には若い女子が一人で来てしていたりする姿もあったりしてビビる。

ロビーにはCD販売と伊福部昭ゆかりの品が展示。大魔神ゴジラの頭まで。

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(物販の写真は休憩時のもの)



座席に向かう(ビルの中なのにコンサートホールに3フロアぐらい使っててすごい)と何やら話し声が。今になって気づいたんだけど、どうやら開演20分前に昭和ゴジラシリーズ特技監督中野昭慶監督とクレヨンしんちゃん映画をいくつか担当したムトウユージ監督のプレトークがあったようだ。畜生、悠長にコーヒー飲んでる場合じゃなかった。

ちなみに今回の無料配布パンフレット。曲紹介と解説もあって読み応えあり。

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CDに収録されるのかな?というか2枚目よく見るとデカデカとVol.4(今回はVol.5)という誤記が・・・


中野監督はこの伊福部昭百年紀実行委員会の実行委員長らしい。

定刻になり、司会の小林淳氏、アシスタントの河内春香氏が登場。壇上から客席にいる中野監督にフリがあり「サン・ニイ・イチ、スタート!」の掛け声で開演!すげえ!ホンモノだ!


最初の曲は「『PR映画』組曲」。企業PR映画向け音楽から構成したとかいう、興味をそそる企画曲。ペニシリンシェル石油ビタミンB1の曲が使われていたらしい。

続いて、「『大魔神組曲」。そして「『キングコングの逆襲』組曲」。

演奏前には主演した宝田明氏が登壇し、同作にまつわるトークが。「キングコングは(日本の特撮と比べて)ちゃっちかったよね。人形使ってたし。」という発言もあったりして盛り上がる。司会の小林氏いわく、今上映中の「キングコング髑髏島の巨神」は3年後にゴジラと対決する企画が挙がっているんだとか。

楽団の脇に特等席が用意され、そこに宝田氏が着席し演奏が披露される。オーケストラ的には正面の方が音響良いんではなかろうか・・・。あんな場所だったらゴホゴホしたくなってもできねえよなぁ・・・とかくだらないことを思いながら鑑賞。


ん?んん?!ピアノの人、肘でピアノ弾いてる!??!

伊福部音楽はやはり特撮音楽ということもあり「ガガーン!」みたいなインパクトのある音が特徴。まさにその音を鳴らすときに肘でピアノを弾いている。イメージ的には腕を組みながら両肘をそのまま鍵盤に落とし込む、みたいな。すげえ・・・。



さて、同曲の演奏が終わり、休憩タイム・・・と思いきや、司会の小林氏の紹介で、昨日誕生日を迎えられた宝田氏に対するサプライズプレゼントの演奏が!!
演奏されたのは「伊福部昭の主題によるハッピーバースデー」。要は伊福部風にアレンジしたハッピーバースデーw 曲名が面白いw もちろん観客も合唱。


これを聴いて宝田氏は笑うかと思いきや、なんと感涙し、言葉に詰まる。「80過ぎた人間を泣かさないでくれ」と。

その後、いきなり満洲について語りだす。戦後の混乱、ロシアの侵攻、ロシアによる婦女子への暴行…

えっ!婦女子への暴行?!急に何言い出すんだ?!

と思ったら、そういう激動の時代を生きてきた中で誕生日をこんなに盛大に祝ってもらったことはない、という普通に良い話でした。

でもまぁ、生々しいけど、そういうことがやっぱりあったっちゅうことだよな。。。


アシスタントの河内氏から花束を渡される際、手の甲にキスする宝田氏。オサレ!流石昭和の名優!と思ったらお返しにホッペにキスしてくれサインw
さらに河内さんがキスしようとすると顔の向きを変えて唇でキスwww ユーモアにあふれてるなあw

ちなみにその花束は何故か指揮者の松井慶太氏に渡されてたw


ここで小林氏の案内で写真撮影タイム。ついでに観客もスマホで撮影&SNS投稿OKの案内が。すげえな!w

目線も1F席3方向だけでなく2F席3方向にも向けるというサービス精神。

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みんなこんな感じで撮影。

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一眼レフ持っていけばよかったかな・・・。流石に画質が悪い。



休憩タイムが終わり、いよいよ本番(?)。

「『怪獣総進撃組曲
やっぱり、小太鼓がバラバラバラ・・・と鳴り出すと高まる。ちょっと入りが急だったのが若干不満かなぁ。

作品解説がまた興味深く、この映画は東宝が人気に陰りが出始めたSF特撮怪獣モノに終止符を打つために制作したが、予想以上にヒットしたおかげで息を吹き返した、というエピソードが紹介されている。一方で、SF特撮怪獣モノの黄金期に一区切りがついたというのも事実、という締めの文章はいろいろと思うものがある。(世代じゃないけど)


ちなみにここで、怪獣総進撃でヒロインを務めた小林夕岐子来場
の案内。2F席からは全く見えず。


そして、本日のメイン。
「『伊福部明 百年紀』組曲」。これはシン・ゴジラの楽曲で編成された曲。といっても、実質ゴジラのテーマと私も大好き、宇宙大戦争マーチ(所謂メーサーマーチ、自衛隊マーチ)。

・・・と、なんだか電子音が鳴り響く。なんだ!?アナログな楽器でこんな音出せるの!?と思ったら、いつの間にかエレクトーンが置いてあったw


いやあ、それにしても宇宙大戦争マーチはやはり素晴らしい。小太鼓鳴り始めたときに高まるのは怪獣総進撃と同じなんだけど、こちらは更に鳥肌立ったもんね。しかもオジサマたちが揺れる揺れる。クラシックコンサートで縦ノリが起きるところなんて初めて見たわw

もちろんピアノは肘出まくり。すごいよこれは。

個人的にはやっぱりアップテンポパートの方が好き。スローテンポパートはもうちょっと少なくてもよかったかなぁ。メリハリ感で言ったらSF交響ファンタジーの方がよかったかな。
あと小太鼓がやっぱり重要なんだけど、楽譜で隠れて演奏が殆ど見えなかったのも残念。演奏凄いはずなんで、ちゃんと見たかった。

でも生演奏の迫力(Twitter見てたら音圧凄いというコメントが多数あった)はたまらんね。7,000円の価値あったわ。


さて、アンコール。何が来るかな~とワクワクしていたら、司会の小林氏が登場??

「観客の皆さんに選んでいただこうと思っています。候補は先ほどの怪獣総進撃宇宙大戦争です。」

うおおおー!!ww

すげえ企画だw

流石伊福部ファンが企画したイベント、ファンが求めることをよくわかってらっしゃるw


「拍手の音の大きさで決めます。iPadに音量測定アプリを入れてきました」とかw


結果的に宇宙大戦争が流れたのだが、圧勝かと思いきや、怪獣総進撃も結構な拍手の数だった。ちなみに宇宙大戦争は93dbを記録。



先ほどの感動がまたリピートされる。同じように小太鼓に合わせて鳥肌が立つ。再び縦ノリするオジサマたち。肘も出まくり。


いやもう、総じて素晴らしかった!
地下アイドルみたいな人たちが盛り上がっているイベントと同じタイミング、同じ施設でこんな感動を味わっていいんだろうかw


曲も演奏も素晴らしいが、粋な演出があっての楽しさだったと思う。堅苦しくもないし(これ重要)。見に来て良かった!CDも出たら買おうかな。




そういえばシン・ゴジラ監督、としてではなく、特撮ヲタとして名高い庵野は来てたんだろうか?来てたらもっと目立ってたんだろうからやっぱ来てなかったのかな。

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