存在は知っていたのだけども昨年参加できなかったピュアシアター。フリップフラッパーズは暫く見てなかったので一挙上映してくれるのは有り難いし、今年は特に予定も入らなかったので、どんなもんかぐらいの気持ちで行ってきた。
場所は川口SKIPシティという施設。うむ・・・遠い。川口駅または西川口駅からバスで20分ほど。開始は10時。寝不足なので寝落ちしないか心配。
真っ白な夢を集めにいく
最寄りは川口市立高校or上青木小学校。ここから徒歩10分~15分ぐらい。
現地につくと、思ったよりしっかりした施設でびっくり。しかもNHKアーカイブまであるし。
調べてみたら川口市ではなく埼玉県が運営してる映像コンテンツに特化した施設らしい。なんだよダイエーグルメシティみたいな名前してるくせに、ちゃんとしてる施設じゃねえか・・・。
(川口SKIPシティのロゴマークもなんとなくダイエーっぽい)
そしてたまたま、この日は確定申告会場となっていて、人が多い。
コンビニも在庫が期待できないという案内だったけど、松屋も来てたりと充実してた。普段はもっと空いてるだろうから在庫期待できないってのは事実だろう。(なので、希望者にはお弁当手配されてたそうな。凄い。)
いざピュアイリュージョンへ
会場の映像ホールは4F。施設はキレイだがトイレ等々の設備は古い。エレベータで4Fに上がるとようやくフリップフラッパーズの文字が。
エレベータホールを出ると何やら広々した半屋外空間に出た。奥には何やらカッコいい異世界への入り口が。
ピュアイリュージョンに来たみたいだぜ。テンション上がるなあ~。
やって来ましたピュアシアター。うあ!後ろに超かわいいパピココが!!
受付にて前登録していない旨を申告。パンフレットとチケットを頂く。
・・・パンフレット!!?
えっなにこれクオリティ高い!!!
中身は流石にアップできないが、各話のあらすじから楽曲、スタッフ情報(伊藤真澄さんの名前も明記されてて嬉しい)、上映に関する音響解説、第2部の上映作品解説、チケット解説、展示品解説、そして超絶イラストの紹介。
表紙はAngeさん(@angeban93)というカリフォルニアの方、中の見開きはNa229さん(@Naniniku)のイラストとのこと。めちゃ凄い。これもはやパンフと言うより同人誌、いやもはや学術誌だよ。マジで無料でもらってしまってよいのか。
チケットもちゃんと半券がカットできるようになってる・・・紙質も・・・印刷拘りすぎ・・・!!
改めてパピココを愛でる。こういう大きいパネルも手作りなのか・・・凄いあ・・・。
更にその脇にはファン持ち込み物の展示品が。
※写真は昼休憩時に撮影。
ぶーちゃん(TT-392)だ!!
ユクスキュル(逆光)も!!
アクスタすごい!!
イラストも可愛いし、なんなんだこの愛の熱量。素敵が始まる予感に飛び込みたいな!!
10時のシアター開場まで待合スペースで少し待機。
凄いなこの映像ホール、4K対応してるのか・・・。
ピュアインプット
シアター開場。わっ、ここ凄い。ガチの映画館や。
そして椅子ふっかふか。快適すぎる。
スクリーンには先程のNa229さんのイラストが投影。
はわわ~・・・っって思って眺めてたら!!!!動いてる!!!!!!絵が!!なにこれ!!凄い!!!!!!
ヒダカのコスプレ(主催者の方)も見れてテンション上がる。
開始冒頭、諸注意の説明。「前回上映時は音響トラブルがあったので同様の事態が起きた場合は巻き戻す」との案内。凄い・・・徹底している・・・そしてめっちゃ丁寧・・・。
フリップフラッピング!!
上映開始。
ああ~!!最高ですね!!これ最高ですね!!
(以下本編のネタバレ含みます)
耳悪いマンだけど、音響良いってのはなんとなくわかる!
TO-MAS、というかtoi toy toiのメロディを浴びるように聴けるし、ZAQさんのSerendipityとかChimaさん&TO-MASのFLIP FLAP FLIP FLAPがエンドレスリピート。これもはやピュアオーディオじゃん。
以前、松井洋平さんとお話する機会があったのだけど、やはり実力派アーティストのユニットなので集まるのがなかなか難しいらしい。でもTO-MASとしてもっと曲出してほしいな。ランティスも会社変わっちゃってこういう企画もやり辛くなっちゃうのかな。
ストーリーも、流石に久しぶりに見るだけあって結構忘れてる部分も多く、割と新鮮な気持ちで楽しめる。てか見入る。よく作られてるわこのアニメ。
家で見てると見終わった後に時間の経過が悲しくなるのでこういう形で一挙上映してくれるのはホント有り難い。地味だけど大きめの食べ物が一瞬で口の中に消える演出好きよ。
そして、やはり展開を知っているがゆえ、ヤヤカとおばあちゃんが普通に振る舞っているのを見ると哀しい・・・。
Twitterでの感想見てて思ったけど、俺も第5話ピュアエコーはリアタイで結構ビビってたんだよねw
そして第4話から見始めたから、第4話最後の穴に吸い込まれる演出、第5話のホラーからの変身を見て「何だこのアニメ!!?」ってなったのも記憶に新しいw
あと3話はとにかくやりたい放題すぎるw パンツに水ざぶざぶ注ぐシーンがツボw
後半戦もパコヤノヴァ!
第5話終了と共に昼休憩。70分も取ってくれるのでゆったり有り難い。ちなみにこの時点でもう脳みそピュアイリュージョンに行ってましたよね。やっぱり面白いわフリップフラッパーズ。
外のベンチで(天気は良かったものの少し肌寒い部分もあり)買ってきたパンを食べながら持参したコーヒーを飲む。くそ・・・クリームボックス食べてえ・・・
会場に戻ると原画展(ファン持ち寄りの原画展示)をやっていた。皆さんコレクションすごい・・・。
同時にヒダカのコスプレでPC触っている姿をお見かけして、「ピュアイリュージョンに来たみたいだぜ。テンションあがるな~」ってなった。
そして後半戦いきなり始まる彩いろは先輩とおばちゃん回。泣くわ・・・(泣いた)
これも最初見た時ストーリーが良くわからなかったんだけど、何回か見ると予備知識もあってすっと入ってくるのよね。やっぱりピュアシアターありがてえわ。
そして大画面で見るスク水回と見せかけたロボ回「ピュアブレーカー」。冒頭の女子生徒達が戯れてるシーンとかめばちさん担当パートですかね(たぶん)。めばちさんの名前が無いのでクレジットされていないのか別名義なのか
。
ゆめゆめ — フリップフラッパーズ8話の原画アバン部分の12カットかきました。物凄く勉強になりました…ありがとうござ...
合体ロボ演出は熱い、というかやっぱりヤヤカがフリップフラッピングするところが熱いw
フリップフラッパーズ史上、最も報われてほしいキャラがヤヤカ。最終話の表情とか超胸熱(泣く)。
そして、ギャグ回と思わせといての「ミミ」エンド。ビッグオーのベック・ザ・グレートRX3回しかり、リトアカのグランシャリオン回しかり、ギャグロボ回の締めに印象深いシーン挟んでくるのはアニメ業界のお約束なんだろうか。
9話からはもう主役はヤヤカで良いですよね。トトユユも好きだけど。トトユユの声優さん(井上沙香さん・歳納愛梨さん)子役俳優らしいので将来大成してほしいな~と思ってる。放映中は歳納さんはTwitterやってたみたいだけど、今は殆ど更新していないような感じ。トトユユも哀しい育ちだよね・・・。
15分休憩を挟んで、10話から怒涛のクライマックス。結論を言えば、ヤリ捨てソルトが一番悪い。そしてダークミミはいい加減、子離れしなさい。親父も、もうちょっと悪として頑張れよ。
つまり、フリップフラッパーズとは痴呆症の親の介護疲れから生まれた壮大な夫婦喧嘩だった・・・?
今回始めて気づいたんだけどミミから離れた後のピュアイリュージョンでのショベルカーってTT-392って書いてあるんだね。
最後はみんな救われる大団円系なので、見ていてホッとする。だから何度でも見たくなるのかもしれないな。
音楽面でいうと、CDで腐るほど聴いてるZAQさんのfind the wind、パピカ&ココナのOVER THE RAINBOWが流れてくるシーンはホントに良い。find the windはもう難しいのかもしれないけど、ZAQさんのSerendipityはいつか生で聴いてみたいなあ。
あと、ハクメイとミコチのときも思ったけど、声優さんに歌わせる系の曲ってアニメ放映が終わると生で聞く機会ほぼ絶望的になるから勿体無いよなああ!!って思う。ちなみにそのハクメイとミコチも担当した吉江輝成さんがこのフリップフラッパーズでも音楽プロデューサーとしてクレジットされていることに今回始めて気付いたので、とりあえず吉江Pフェスという名目で声優さんオンリーライブやってくれ。
しめあがれ
拍手と共に上映終了。最高だった。15分休憩後に第二部。胴長猫さん(@crmNC_NRA)のカスタムオーダーメイド3D2動画、もかもかさん(@love43698548)のダンスロボットダンス動画。ちゃんと動画放映前に紹介コメントを吹き込んで流しているのは凄いと思った。ものすごい拘りだ・・・!!
さらに北米版フリフラ1話。そしてビックリしたのがポーランド版フリフラ(!)のED&Cパート上映。えっ、ポーランド版ってどうやって入手したの!!
そしてポーランド声優さん版FLIP FLAP FLIP FLAPが流れる!!!マジか!!音源ほしい!!!
これChimaさんとか伊藤真澄さんは存在知ってるのかなw
いやあ、貴重なものを見せてもらった・・・。
※Youtubeにあるみたいで、主催のnekoyubiさん(@nekoyubi)からリンクの紹介がされていました。
フリフラ学園イベントページに、ピュアシアター2の記録を追記しました。
— nekoyubi (@nekoyubi) February 25, 2019
第二部の上映作品リストもあります。https://t.co/FYHoJeR7Ki
初参加を終えて
すべて上映終了したのが17時40分とかそんなとこ。18時に閉場するそうだったので長居せずに撤収。
いやあ~凄い。フリップフラッパーズという作品自体も凄いんだけど、このピュアシアター2はファンミーティングという概念を超えていた。文化祭とかそういう領域も飛び越えている。一番感動したのはそこだったかもしれない。
前回のピュアシアターには参加はしなかったものの、実は以前リトルウィッチアカデミア上映会を主催したときもこちらのピュアシアターの著作権法についての考え方を参考にさせて頂いたり。今回のパンフレットによるときちんと弁護士さんに確認されているそうだから、そのあたりがガチというか、凄いなあと。
そう思っていたら、それ以外の部分も凄かった、というオチ。いやホント素晴らしい。来ないとその辺分からなかったから来てよかった。フリフラ好きだけじゃなくファンミーティングの在り方とか興味ある人は来て損はないと思う。
自分もここまでのレベルにはならないと思うけど、好きなアニメの上映会やりたいなって思いが強くなった。
シアター内のリーフレットで見つけた料金表(川口SKIPシティ公式サイトでも確認可能)
映像ホールだけで45,000円。そこに映像設備やら音響設備やらの料金も加わってくるはずで・・・これで無料(主催者負担)とは・・・!!!
ちなみに主催のnekoyubiさんツイートによると当日の参加は50名強だったそう。すごい。
#ピュアシアター2 参加人数は、若干誤差はあるかもですがパンフ・チケット配布数からスタッフ込みで53名だったようで昨年とほぼ同数でした
— nekoyubi (@nekoyubi) February 25, 2019
結論。
ピュアイリュージョンは存在した。
また次回も都合が合えば行きたいし、フリフラ好きは是非足を運んでみてほしい。
今回は貴重な機会を頂き、ありがとうございました。
キャラデザの小島さんからもコメント。凄い(さっきから凄いとしか言っていない)
ピュアシアター2とかホントうれしいです。二年も前のアニメを今でもこんなことしてくれる、いい意味でクレイジーなファンの方々にマジ感謝。
— 小島崇史 (@XlRHGPOxhgGhbNc) February 24, 2019
去年も似たようなツイートしたような・・・・
蛇足
あ、私の好きなアーティストさんで、今までめったにライブしてくれなかったアニソン界の大御所、伊藤真澄さんが最近ライブを頻繁に開催&フリフラ演奏しまくっていますが、あまり話題になっていないので、そちらのピュアイリュージョンも是非w
TO-MAS名義ではないのでご注意下さい。あとようつべだとカメラ越しなので音質悪いですけど、生はバッチリです。
最近の若い方には「空耳ケーキの人」と言っても伝わらなくなりました。。。(ラブライブ!サンシャインにも話題曲提供しているんですけどね・・・)
こちらのライブレポは近日アップ・・・できたらします・・・。
toi toy toi
「この世界の片隅に」のコトリンゴさんも参加するトイ楽器カルテット。フリップフラッパーズのメインテーマを演奏。先日の尾山台ライブでも演奏してくれました。よく聴くと劇伴トイ楽器よく使われてるんすよね。
フリップフラッパーズ(1:28ぐらい~)
wakka
EDに参加されているChimaさんも参加する即興ユニット。
映像にはフリフラ曲含まれていませんが、ライブだと高確率でFLIP FLAP FLIP FLAP歌ってくれます。先日の京都ライブでも演奏してくれました。