てなもんや四三式試製飛行機計画要求案摘要

モブが好きです。例えるならラーメン界で言うくるまやラーメンです。

放映13年後に思う。アニメ「練馬大根ブラザーズ」とは何だったのか。

何だったんだろうか・・・(全話視聴し直しての結論)

 


2006年1月より放送されたアニメ「練馬大根ブラザーズ」を再視聴。DVDを買ったものの、多分全編通してみたのは今回で3回目ぐらいかもしれない。

 

ストーリーは有って無いようなものw

 

ドームでライブするのを夢見た主人公たちが悪党からお金をかっさらう、という勧善懲悪ストーリー・・・ではなく、本人たちもギャングと自称しているぐらい大義名分もないし、当然ながら最後はお金は得られずに終わる。タイムボカンシリーズ三悪を彷彿とさせるような古典的ギャグアニメ。

 

そして「おろしたてミュージカル」と名乗るとおり、劇中は歌を歌いまくり。テンポも無茶苦茶良い。これは割と今でも斬新だと思う。

 

主人公に松崎しげるを起用したり、当時の武富士のCMに始まり、不可侵だったジャニー喜多川(亡くなった今でも不可侵だが)だったり韓流だったり細木数子だったりナベツネだったり、挙句の果てには小泉純一郎まで、皮肉を込めてパロディしまくる。もちろんナベシンも登場する。色んな意味でぶっ飛んでるw

 

ぶっ飛びすぎてミュージカル感がちょっと薄れているのがアレw

正直ラブライブ!とかの方がトータルで音楽アニメみたいに感じるところはあるw

 


(自分は近藤高光さんファンだったので放送前からチェックしていたが)世間的には殆どノーマーク。それが放送が始まるやいなや、ネットを中心に爆発的な話題に。本放送時は割と知られたアニメだったと思う。

当時の爆発的な人気はCDセールスにも影響。今でこそあまり語られないが、当時は発売日に秋葉原中のCDショップで在庫が尽きるという現象が現れた。

元々の陳列数が少なかったのかもしれないが、売上が良かったのは事実らしく、暫くしてこのCDが松崎しげるの28年1ヶ月ぶりのオリコンランキング入り、しかも初週ランク入りはデビュー初という報道が成され話題となった。

当時のオリコンの公式記事はこちら。

松崎しげる、28年1ヵ月ぶりのシングルTOP50入り! | ORICON NEWS


さらに参考までに当時の2ch実況板の投稿数ランキングを調査。
初回放送は香取慎吾出演の西遊記(ゴールデンタイム)に次ぎ、なんと2位!全国高校サッカー決勝やコナンの10周年
SP、スマスマを上回っている!!

http://livestat.nobody.jp/2006/20060109.html

第2回放送に至っては、西遊記、コナン、世界まる見えを押さえ、トップ!

http://livestat.nobody.jp/2006/20060116.html

このまま最終回までは1位~2位をキープ。こう考えると、今で言う「けものフレンズ」ぐらいの人気はあったのかもしれない。時代が時代だったら練馬大根ブラザーズも紅白に出てたかもしれないなw

http://livestat.nobody.jp/2006/20060327.html

 


本放送時は作画崩壊していたイメージが有ったが、再視聴してみたら思った以上に作画は安定していた。それどころか、前半はかなり良いレベル。第9話はナベシン自身も悔いが残るような言い方をしているぐらいのレベルではあるものの、気になるとしたらそれぐらい?(自虐的に伝説のOAバージョンとして収録されているのは流石)

伝説のOAバージョンと見比べると、DVD収録にあたり結構力を入れた修正が成されていた。公式サイトには「★TVでは放送が許されなかったカットを差し替えて、より過激なオリジナルバージョンが収録されています。」と記載されているが、アフレコ音源が増える訳もないし、全編に渡って酷いところは修正されたのかもしれない。

 

作画崩壊を小馬鹿にしていて恐縮だが、ナベシンはなんとかしたかったと真面目に語っていた。 本編中もおバカだけでなくシリアスも描いているし、ナベシンって真摯にアニメに向き合ってるんだな、と感じるところも多かった。

 

 

当時の不満点の筆頭はユキカ。というか、演じる井上麻里奈な。出番が多い割にはつまらないし、ムダに尺が長いバラード調の曲もテンポを崩しまくり。デビュー間もない若手アイドル声優が露骨にゴリ押しされていた印象。

特にヒロインであるマコを演じる松本彩乃さんが10代なのに無茶苦茶上手い演技をしていたし歌も良かったので、何故この子をもっと立てないのか!2人も女子キャラ要らんねん!と思っていた記憶。
ネットでも同じように批判的なコメントもあれば、(中の人が)可愛いから良いみたいなコメントもあったり。アンチアイドル性、作品の品質重視の自分にとってはそれもイライラポイントだった。

通しで今見直して観ると、ユキカはやっぱりウザったいし、ダラダラと長い。それでも結構ナベシン頑張ってテンポ上げようとしていたのかな~と感じるところもあり。


今回「井上麻里奈の演技が下手すぎてイライラ」みたいなツイートを見かけたんだけど、見直してみていて、やっぱりそこが根本的な原因なのかな~なんて思ったり。今でこそ演技力は上がっているようだけど、そら起用が多ければ自然と上がるやな。松本彩乃さんがその後目立った活躍が無かったのは本当に惜しい。キャスティング有りきの起用はやっぱり嫌い。

(先日、松本彩乃さんが名前変えて活動続けられていたことを知った。嬉しい。)

 

ちなみに、当時持ってた不満点は、森久保祥太郎ファンとアニプレックスの営業スタンス。イベントに森久保さんファン押しかけるんだけど、なんかこの人達は作品を好きな訳じゃないんだな~ってオーラが全面に出てんの。ミニライブイベントで、目の前にしげるが熱唱してても微動だにせず空気悪くしてるし。もっと盛り上げろよ・・・って気
持ちになってた。森久保さん自身はもの凄い丁寧(握手会での接近時)で、凄い好感高かったんだけどな。作品に敬意を払わない声優ファンは嫌いだ。

そして、アニプレックスの営業スタンス。これは本当に嫌い。ここまで演者と制作陣が頑張ってるのに、箱用意したから後は勝手に盛り上がれやスタンスがムンムン。ソニーの悪い所が全面に出てたんだよな。全くと言っていいほどやる気が感じられなかったし、井上麻里奈のねじ込みとかもここが元凶なんじゃないの、って今でも思ってる。

 

ま、それはさておき、作品自体は今でも爆発的なパワーを感じることができるし、やっぱり面白いのでDVD買って良かったな、とは思う。一応オススメはしたい。ユーケル~大泉首相あたりの終盤の怒涛の勢いは本当にたまらん。時事ネタ中心なので若い人には辛いかもしれないが、逆にどういう風に感じるかは気になる所。

 

あとEDのベリマッ!は神曲なのでほんと、一度は聴いてもらいたい。


練馬大根ブラザーズ絡みで一番印象に残っていることがある。それはDVD発売ミニライブが終わり握手会になったときのこと。当然殆どの来場者は森久保さんファンで、会場全体がしげる軽視みたいな雰囲気だったんだけど、「すげー楽しかったっす!!最高でした!!またライブやってください!!!」って言ったときに、しげるが目を輝かせて嬉しそうに「ありがとう!」って言ってくれたんだよね。ああやっぱりこの人歌が好きなんだなって思ったし、俺たちもアーティストを輝かせるファンであるべきだなって感じた。

 

ちなみに自分の初コミケはこの練馬大根ブラザーズのイベント。それぐらいガチンコで追っていた。当時の公式レイヤーさんの写真とかもあるし、コミックRUSHのスクラップ、Web記事のスクラップ、挙げ句に練馬大根ブラザーズ3人のサイン色紙(コミックRUSHの景品)も持っているんだけど、とりあえずフォルダを漁っていたら出てきた当時ヤフオクで出品されていたと思われる資料の画像が出てきたので、最後まで読んでくれたオマケとして掲載しておく。

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