高松に行ってきた。大昔にうどん巡りをやったきり、久々の訪問になる。その時は琴平で銭湯に入って、モンモンついた人が入浴してて仰天して、その後無人駅寝たような記憶が。
まずはご当地ICカードの入手。高松駅は関西からの来訪者対応のために数年前からICOCAを導入しており、合わせて独自デザインのICOCAを販売している。
もちろん、ICカード対応の券売機なんぞ無く、みどりの窓口で購入するのだが、色々と販促品を付けてくれた。至れり尽くせり。
何気にノック式フリクションボール。クリアファイル、ポストイット共に、100円だとしても300円分。お得ですわな。
続いて、琴電こと、高松琴平電気鉄道。こちらも数年前にレンタサイクルを運営しており、特殊デザインのIruCaカードを発行している。高松駅前にもサイクルポートがあり、入り口から地下に降りると窓口があり、そこで購入する。
会員登録があるが、使い勝手の説明はビデオを見ることになる。うむ、下手な説明を聞くよりわかりやすいね。所々にうどん県という文字が出てきてシュールではあるが。
そんなこんなでこいつをGET。
価格は通常通り2000円。やはり、ICカード集めはこーいうふうにまったりと、かつ販売窓口の人とのやりとりが醍醐味だな。
そう考えると、先日話題になった東京駅100周年とかは論外だし、はっきり言って魅力を感じないね。旅の思い出にふらりと特殊なICカードを集める。それがコレクターにとって一番だと思う。
さて。時間も遅く、高松城もはや閉門。このまま何もせずに過ごすのはあれだったので、城東町に行ってみることにした。
城東町、それは、平たく言えば風俗街、ソープ街らしいのだが、かつては遊郭として隔離されていた地域、出島に風俗街が形成されているという。果たしてどれだけ栄えている、というか寂れているのか。
高松築港からとぼとぼ真っ暗な海際を歩く。車の数も少なく、もはや通行人もいない。本当にこの先に風俗街があるのだろうか。。。
ドライバーからみたら、城東町に向かってることがバレバレなんだろうなぁ。しかし、少なくともこの時点で繁華街は無いことを察する。
そして、ある角を曲がった途端・・・
おおー!急に海を挟んだ向こう岸にビル群と輝くネオンが!これが城東町か!周囲が閑散としている中なので、かなり異質の空間が目の前に広がっている。
しかし、華やかなネオンと対比するかのように、町中には全く人が居ない。客引きのオッチャンは一応いるようだが・・・。一応無料案内所もあるが、調べてみるとほとんどが駅からの送迎(車移動)らしいので、定められた時間以外は出歩かないということか。オッチャンが控えてる防寒ボックスが面白い。
そういう意味だと、居酒屋もないし、本当に純粋な風俗街。歌舞伎町や中洲、ススキノとは違う。周囲はタンカーやらなんやらが停泊している港。飛田新地も散策したことがあるが、人気の無さをふまえるとそれとも違う。かなり異質な感じ。
見どころは入り口にある神社。
鳥居には萬民快楽。ストレートすぎませんかね・・・。
最寄りは高松築港だと思っていたが、片原町からアクセスしたほうが近いようだ。というか、栄えている瓦町までも十分歩ける距離。琴電眺めながら帰るのもオツなもの。
途中、遊郭の名残?と思われる銭湯もあったり。
最後は現地で締めに使われているという鶴丸のカレーうどんを食して締める。周囲を見ると確かに現地のサラリーマンが呑みに来ているようだ。うどん屋に呑みにくる、というのはやはり関東人としては違和感があるが、これはこれで良いものだ。