【西武】西口、現役希望!ここ3年1軍未勝利も「そのつもり」(
スポーツ報知 9月17日(木)9時9分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150917-00000033-sph-base - 2015年9月23日 09:48 - ウェブ魚拓
こんな記事が出ていたので、安心しきっていたら、いきなり
西武・西口が引退 完全含むノーヒッター3度逃し“記憶に残った男”
(スポニチ・アネックス 9月19日(土)6時34分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150919-00000006-spnannex-base - 2015年9月19日 09:26 - ウェブ魚拓
だと。まぁ、ファンにとっては急転直下・青天の霹靂なニュースが飛び込んできた形になった訳です。
黄金期が終わった後に見始めた世代ってのは、古参ファンからは「昔はよかった」などと言われるぐらい見放され、Aクラス常連なのに球場もガラガラだし、その割には優勝しても盛り上がらない、おまけにユニフォームはダサい、と、ソコソコ虐げられていた気がします。そんななかで文句も言わず、飄々と西武の屋台骨を支えてきたのは、やっぱり西口文也であって、日本のエース松坂、ってのが現れたとしても、西武ファンとしては西口文也が西武のエースなんだ、っていうのが共通の感情でした。
その西口文也が去る。これってつまり、一つの時代が終わるってことで、20代後半~30代ぐらいの人間にとって、ある意味区切りがやってくる、とまぁ、そんな感じがするのです。もちろん他球団で生き残ってる選手もいるけれども、西武としては、ね。
9月20日に、22日登板の報道がされました。それも2軍戦。
西武・西口 22日2軍戦ラス投へ「最後まで野球を全うします」(スポニチ・アネックス 9月20日(日)6時45分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150920-00000010-spnannex-base - 2015年9月23日 10:06 - ウェブ魚拓
なんとも西口らしい感じ。これは行くっきゃないでしょ。隣で一軍が試合してますが、はっきり言ってこっちの試合のほうが最重要です。所詮3位争いだし・・・
ということで、22日。昨夜の時点でシート貼りがされている!なんてツイートがされていたので起床後すぐに現地に向かう。9時頃の西武電車内は既にライオンズファンでいっぱい。一軍戦シート貼りがほとんどだろうが、西口ユニもちらほら。こりゃヤバイ・・・。
西武第二球場に到着。ちょうど列はセンター裏の得点ボード脇(階段手前)まで伸びていた。この時点で100人弱ぐらいだろうか。西武第二でシート貼りって初めての経験だな・・・
門の脇に行ってみる。
凄いな・・・
グラウンドを見ると投手陣がちょうどアップ中。西口の周りにはカメラマンがいっぱい!
このフォームが見れなくなるのは辛いなぁ
脇では野手がアップを開始。同じく引退表明したひちょりの姿も。
相変わらずのおふざけww
更に脇には高木浩之コーチ。今やコーチ陣のほうが豪華に思ってしまう。
あらかた見終わったので、列に戻る。・・・と、とんでもないことになっていた。11時時点。
すげー、折り返してるよ・・・
この時点で球団職員と警備員が登場。「開門時間は早めません。予定通り試合開始30分前の12時30分です。」とのこと。そりゃ、早めに入れちゃったら身動き取れなくなるもんな。
・・・しかし、これだけでは留まらない。脇で1軍戦をやっているせいか、開門を終えた人が続々と集まってくる。
11時30分時点。
うわー!ここまで伸びるか!!
・・・いえ、まだ伸びます。
12時10分時点。
ついにトイレの裏まで・・・
Twitterとかで見る限り、松坂フィーバーを超える、西武第二史上最高の入りだったみたい。祝日&脇で一軍戦をやっている、というのもあるにしても、さすが西口文也。愛され方が半端ない。
12時30分。いよいよ開門。
一瞬で埋まる。
本当は西口の投球をビデオに収めたかったんだけど、脇にいたババアオバチャンに押しのけられてしまい、場所の確保ができず・・・断念。誰かアップしてくれる人いるかしら。
さらに隣のネーチャンは常連ヅラしてた割には最前列の場所取りだけして、そのまま戻ってこず・・・。迷惑すぎる!!
向かい側にはマスコミ多数。いずれもカメラの向き先は西口。スポーツ新聞だけでなくNHKも取材に来ていた。
潮崎二軍監督によるメンバー表交換を経て、いよいよプレーボール。開門直後試合開始というのはよいね。
イースタン・リーグの旗って以前掲げてたっけ?
そして来ました本日の主役!!盛大な拍手で迎えられる。
43歳とは思えない躍動感!!
詳細なスコアはこちらを参照。
ファーム試合結果 | 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
2番鳥井の放った投手ライナーを直捕球した際には拍手喝采。照れる西口。
危なげなく三者凡退に抑える。
1回裏にはひちょりが打席に。こちらも拍手喝采。
残念ながらショートゴロ。
2回表。
惚れ惚れするフォーム。
もういっちょ。水島新司に出てきそうなガバァ!ってフォーム(2枚目)がよい。
ただ、残念ながら2回は連続安打と死球で満塁になった上、犠牲フライで1点を献上。
この時点の観客席はこんな感じ。
丘の上まで人がいるぞ・・・あそこ入れるんだっけ??
3回。
最後は4番中川を三振!!大歓声!
ただ、ちょっと指を気にしているような・・・?
すると4回にはマウンドに姿は見えず、潮崎二軍監督から交代の指示。たったの3回で終わってしまった・・・
報道等によると、指のマメが潰れそうだったので自身の判断で降板した、ということ。指のマメを気にするってことはやはり本拠地最終戦の登板を見越してだろうか。
交代を聞いて一瞬悲鳴があがったものの、すぐに西口コールに変わる。どうでもいいけどゲーフラは後ろの人見えないからお腹に掲げろよ。
この後、一部のファンは第二球場をゾロゾロと離脱。まだひちょり居るのにねぇ・・・。あと、俺を押しのけたオバチャンまで帰ったのには怒りを覚えた・・・。
代わりに登板したのは小石。独特のフォームは健在。昨季のファーム最多勝投手(だからなんだって話だが)
今季は1軍昇格時にナイスピッチしてたんだけど、何故かそのまま塩漬け状態でしばらく登板せず・・・ピークを過ぎてから使って打たれて降格ってのはどうなんですかね田辺監督。好きな投手なので来季こそは飛躍を。
その裏のひちょり。センター前ヒット!!
そしていつの間にか怪我から復帰していた星孝典が逆転タイムリー!!西口の負けを消したぞ!!
5回表の小石。以前と比べて腕が触れてきたような気がする。無失点で抑えたものの、バント処理失敗したのは喝。
5回裏、ひちょりは送りバントを成功させる。勝利のために当たり前のようにきっちりやる。かっこいいね。
8回からは信州の星、藤澤亨明がマスク。はよ1軍に上がってきておくれ。
投手は藤原。不安だったが案の定(我ながら酷い言い様w)ピンチを迎える。7番大坂谷の鋭い打球はセンターへ・・・!!
ひちょりー!!!ファインプレー!!!素晴らしい!!!
西口降板したからって帰る人間には味わえない感動。感動した。
試合終了間際。また少し人が増えたかも。試合中には岸とかも外野外の櫓から見に来ていたみたい。(人影は気づいたのだが・・・写真とっておけばよかった。)
そして勝利!!西口の負けは消え、読売ジャイアンツのファーム優勝を阻止!!
今日一番輝いていたのは間違いなくひちょり。整列時、セラテリだけがファンに向かって挨拶しようよ~的な動きを見せていたことが印象的。(結局やらなかったけど。)
そして西口。流石の大歓声。
で、何もなしで終わる。えっ・・・本拠地最終戦はさておき、ファームはファームで胴上げとかないの??
と思ったら潮崎二軍監督が「西口呼べよ」
スタッフに連れてこられる西口。
ダルそうw
そしてウグイスのオネーサンが登場。私、この二軍のウグイスさんの声が大好き。ご尊顔を初めて見たけど可愛いですな。
※アナウンス中の様子
そしてヒーロー?インタビュー。
詳細はこちらに。
引退表明の西口、2軍ラスト登板“K締め”「僕は幸せ」(スポニチアネックス)
最後はファンに向かって「また会いましょう」の言葉。本拠地最終戦に向けての言葉、と信じたい。
ありがとう!西口文也!!
そして帰り道。西口の名が刻まれたメンバー表を記録に残そうという人だかり。まるで大学の合格発表。
階段下では西口の出待ちで20時ぐらいまで人だかりができていたらしい。(流石に表からは帰らなかったみたいだけど)
ちなみに、今日の試合で読売ジャイアンツのファーム優勝阻止!!のはずだったのだが、試合結果を見てみたら終盤逆転して自力優勝をしたそうな。。。ファーム優勝という餞はならなかった。残念。
さて、今日の試合を見ていて思ったこと。それはベテラン勢ばかりが活躍して若獅子が全くと言っていいほど活躍していないじゃないか!ということ。こんなんで大丈夫なのか?不安になる。
西口が去れば一つの時代が変わる。これからは新しい世代でやっていかなければならない。気合を入れてほしい。
あともう一つ。やっぱり本拠地最終戦には西口を出すべきでしょう。1打者だけでもいいから。CS争いはそれまでに蹴りをつけるべし。