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NHKアニメ100(2017)を10年以上前の作品でフィルタリングしてみたらデジモンアドベンチャーの健闘ぶりがよく分かった話

NHKの「ニッポンアニメ100」。日本のアニメ・アニソンのベスト100を完全投票で決めようという企画で、そのうちの前者にあたる「ベスト・アニメ100」の結果が2017年5月3日に放映/発表された。

ニッポンアニメ100|NHK

まぁ、放送自体は見ていないんだが、組織票OK・連投OK(1日1回限り)という仕様で、おまけに1期やら2期やら映画版やらなんでもありの無茶苦茶な内容。結果自体は案の定というか、こんな感じに。

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まさかのTIGER&BUNNYが1位・2位を押さえる。

 

 

当然ながら賛否両論出たんだが、まぁ、元々の投票仕様の時点で察していたというか、ある意味、今のアニメファン主力の”熱い思い”(JAMProject的な)が強く反映されたランキングとして、他の御綺麗なアニメランキングとは一線を画すものとなり、大変興味深いデータ、と感じている。

 

ここでふと思い付き。

 

最近(?)のアニメって一時期ネット上で熱狂的なブームを生み出すものの、数年経つと綺麗さっぱり忘れ去られることが多いように感じる(関係ないけど、ハルヒあたりから2chを中心にステマが過剰になったと主張したい)。

・・・で、そう言った一過性の勢いに任せた評価に流されやすい若い作品を外し、10年以上(ファンが)熟成された作品を抜き出してみたらどういう結果になるかな?という調査を行ってみた。古参アニメファンの熱意が強い作品は何なのか。

 

 

 

調査基準はシンプルに、放映年が「2007年以前の作品」(2007年も含める)で調べるとする。

細かく調べようと思ったら放映終了が2008年以降になっているものだったりシリーズもので2008年以降も続いていたものとかもフィルタリングすべきなんだろうが、面倒くさいのでその辺はやめ。

 

あと、勝手な分析なので、超適当に書いてます。ご指摘や異論・反論・オブジェクション(古い)は歓迎。

 

全体像分析

まずはランキングに掲載された作品(401作品)を放映年代で区切って割合を見てみた。

 

結果はこちら。

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予想通り、やはり放映年が10年以内の作品が半数を占める。また、そこから古くなるにつれ、ランクインした作品が減っているということがわかる。

若い作品は過剰評価されている、とは言わないが、”生きている”作品のファンの勢いは凄い、という点は確認できた。

 

 

②上位100位を眺める

次に上位100位を年代別に色分けしてみた。

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コードギアスCCさくら銀魂エヴァガンダムなどを押さえている、というのはちょっとアレに感じるが、銀河英雄伝説の健闘ぶりが光る。ただ、この辺はNHKの発表時点で感じていたこと。

今回分析して思ったのは「デジモンアドベンチャーすげえな!」。お姉さま方の盤石な票が支えているんだろうが、元・デジモンプレーヤーが何気なく見てビックリするんではなかろうか。最初はポケモンのパクリゲーという扱いだったのになぁ・・・。

また、少女革命ウテナあたりなんかの健闘ぶりも評価されて良いんじゃないでしょうかね。見てないけど。ただ、女子的にはレイアースの方が評価高いんじゃないのかなぁ。レイアースは290位に沈んでいるので少し違和感(世代違うのかな?)。

 

流石にこの辺は定評のあるアニメが並ぶが、見慣れない「星の子ポロン」(38位)、「ガンとゴン」(99位)というアニメが。調べてみたらニコニコで話題になった系の古いアニメだそうで。定期的にこの手の古いヤバい系のアニメやら特撮ってブームが来ますなあ。チャージマン研もランキングしてるけど、まぁ・・・軽く滑ってるよね。

 

 

③年代別にランキングをみる(60年代)

日本のアニメが上映されて100周年!という触れ込みの割りには、60年代の作品が最古。おまけに3作しかランクインしていない。これはもうお茶の間の爺さん婆さんおいてけぼり。

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ここで一番驚くのが、日本アニメの代名詞・筆頭とされている鉄腕アトム」が無い!ことである。食傷気味・・・なんだろうか。それよりも、この3作がリアルに評価されている黎明期アニメなのかも、と思うと非常に興味深い。

タイガーマスクは、かの有名なタイガーマスク運動にも代表されるようにシニア男性層のハートをガッチリ掴んでいる印象。

60年代手塚治虫作品としてはアトムに代わりリボンの騎士がエントリー。たまにシニア女性ファン(時代が時代なら腐女子化していた?)がこの作品について熱く語りだすから油断ならない。

エイトマンは今でもアニメ演出技法として使われている、というかパロディーシーンがよく出ますな。アニメーターの必修課題なんでしょうかね。主題歌「エイトマン」は一時期SMAPがNTT光のCMでカバーしてたけど超名曲。カラオケで歌うと意外に低くて辛い。もはや絶滅したと思われるが、高度経済成長期のサラリーマンはこの歌を使った宴会芸を会得している(一度だけ眼前で目撃した)。うちの親が「曲が好きだったけど歌手(克美しげる)が殺人犯になっちゃってね~」と嘆いていたのが印象的。今調べたら克美しげる亡くなってたのか・・・。

 

④年代別にランキングをみる(70年代)

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この辺はガンダム、ヤマトを筆頭に名だたる超有名作品が並ぶ。

先ほどのだだ滑りのニコニコネタはさておき、着目すべきは懐かしアニメ番組ではあまり見かけない「無敵超人ザンボット3」(219位)、「無敵鋼人ダイターン3」(361位)、「ペリーヌ物語」(351位)あたりか。

前者2つはなんと言っても鉄腕アトム鉄人28号より順位が上(鉄人28号もランク外)。ペリーヌ物語は同系統(?)のフランダースの犬を押さえる結果に。古参ロボットアニメファン、古参世界名作劇場ファンの思いを感じる。

ちなみにいろいろと話を聞くとシニア層には「海のトリトン」ファンが地味に多い(ダウンタウン松本人志も笑ってはいけない~でカラオケで歌っているとか晒されていたが)。同作が150位以内に入っている、というのもリアル感があってよい。

 

⑤年代別にランキングをみる(80年代)

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この辺もアニメファンなら必修科目(ほとんど見てないけど)と言われるような作品が並ぶ。

強いて挙げるとしたら「魔神英雄伝ワタル」(167位)、「鎧伝サムライトルーパー」(173位)、「クラッシャージョウ」(325位)あたりか。俺に馴染みがないだけだけど。この辺はお姉さま方の熱い思いが反映されているのかな?

 

⑥年代別にランキングをみる(90年代)

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はい。私の世代のアニメです。

まー特に語ることはないんだけど、女性人気が高いと言われる忍たま乱太郎でさえ179位という結果になるということで、結構な激戦だったんじゃないでしょうかね(適当)

 

 

 

まとめ

こうやって若い作品を排除して眺めてみるといろいろと古参ファンの思いが見えてきて面白い。自分の好きな作品に、まだどれだけ熱心なファンがついているかというバロメータともいえるのかと。そういう意味では、単に組織票のインチキランキング、と取り扱うのは勿体なく、貴重な資料として捉えるといろんな見方ができるんじゃないかなぁ、と思った次第。

 

(番組見ていないけど)NHKもサブカル方面のファンに媚びるより、学術的にこういう分析をして掘り下げたら面白いんじゃないんかなあ?とも思う。上に挙げた作品を放送した方が盛り上がらない?盛り上がらないか。うん、そうだよね・・・

 

 

ちなみに私のフェイバリットアニメな「宇宙海賊ミトの大冒険」とテレ東版「ミュータント・タートルズ」はランク外でした。この二つがNHKで流れたら最高に興奮するけど、まぁ、ねえだろうな。