(ネタバレあるので注意)
リトルウィッチアカデミアでは月次のマンスリー上映会で先行上映が行われるのが慣例だが、何故か第22話から秋葉原アキバシアターで1話のみの先行上映会が開催されるようになった。
しかも無料で、複製原画付き。
その初回は希望者が殺到。1回だけの上映予定だったが、81席のキャパに収まりきらず、抽選外れが続出。急遽同日に2回目の上映が企画されたとか。
ちなみに私は所要(茨城に零戦見に行ってました)で行けず。
今回は2回目となる第23回先行上映。暇人爆発だった上に日曜日はリアルタイムで視聴できない状況だったので行ってみることにした。
- ノットオーフェ・オーデン・フレトール(目指せ理想の場所(上映会)へ)
- アライ・ア・リーア(アライさんにお任せなのだ!開け心(抽選くじ)よ、笑おう一緒に)
- シビラデューラ レラディビューラ(伝統と新しい力が交わるとき、まだ見ぬ世界へ扉が開く)
- マエナブ ディシブード(成し遂げるには(ちょっと見辛い席だったとしても)忍耐が大事)
- リュオーン((こういうイベントを催してくれて、TRIGGERほんと)ありがとう)
ノットオーフェ・オーデン・フレトール(目指せ理想の場所(上映会)へ)
アキバシアターは富士ソフトのビル内にあるイベント用上映施設。運営も富士ソフトなんだそうだ。何故ソフト屋がこんな施設を・・・??
17時の抽選の30分前に現地に着くと、既に長蛇の列が形成されていた。
うへえ・・・
というか、これがリトルウィッチアカデミアの先行上映の抽選列なのかどうか、何も掲示されていないのでサッパリわからない。
とりあえず、並んでるオネーサンがラバーストラップ付けてたのを確認できたので並ぶ。
定刻になるとさらに列が伸びる。上の写真の倍ぐらいで、20人×8列はいる感じ。列詰めてるからもっと多いか?なんか普通にハズレ出そうな雰囲気。周りの人の顔を見ると受験合否判定のような緊張感が漂っている。ドッキドキーのドッキドキー。
アライ・ア・リーア(アライさんにお任せなのだ!開け心(抽選くじ)よ、笑おう一緒に)
ちょうど角を曲がったところにブースが設営され、いよいよ抽選開始。ビックリしたのが、当たりハズレ問わず抽選時に複製原画が配布されていたこと。これは嬉しい。単純に券を引くだけで抽選自体は一瞬で終わるので、それほど待つことは無かった。
抽選時の様子。
まぁ、ここでハズレた、となったらこの記事も書けない訳で、お察しの通り参加券をGET!この日2回目の19時の回!
座席は・・・え、A1!?この手のイベント上映会で頭番の座席って初めてなんだが!!
配布完了後のスタッフの様子を見ていると参加券は若干余りが出たような様子。Twitterとかで見る限り、上映会ハズレ報告も見当たらず。案外全員参加できたのかもしれない。
スタッフから「18時の回の人は20分前に集合してください」とのアナウンスがあり、緩やかに解散。
ちなみに複製原画は若かりし綺麗なクロワさん。当時はカップラーメンの味もきっと知らなかった(はず)。マンスリー上映でもお馴染みのTRIGGER封筒に入っていた。
シビラデューラ レラディビューラ(伝統と新しい力が交わるとき、まだ見ぬ世界へ扉が開く)
ワックワクーのドッキドキーになりながら時間まで待つ。目と鼻の先に飲食スペース(しかもかなり広い)付きのファミマがあるので多少なら時間つぶしに使える感じ。
(カラオケ行こうと思ったけどいっぱいだったし)やることが無かったのでちょっと早めの40分前ぐらいに現地に戻ってくる。
アキバシアターの入口は2Fにあり、エレベータを上がって空中通路を通ったところにある。ふと上を見上げるとなにやら掲示物の姿が!!
急いで2Fに上がると・・・おおっ!ダイアナ&アーシュラ&シャイニィ・シャリオがっ!
こんな催しがあるなんて・・・油断してたなぁ。ちなみに奥がアキバシアター入口。
もちろん、上映前になるとこのようにワッサワサーのパッシャパシャー状態に。
通れねえ。
混む前に撮影出来てよかった。
マエナブ ディシブード(成し遂げるには(ちょっと見辛い席だったとしても)忍耐が大事)
内部は受付コーナーとシアターというシンプルな構成。
シアター全景はこんな感じ。
A1席は入口すぐのここ。
スクリーンに近すぎる・・・
ちなみに、受付裏にはTHX(ルーカスフィルム由来の音響認定機関)の認定証が掲示。音響には自信がある施設みたい。前回上映会の感想でも誰がが触れていたのは意識していたんだけど、確かに音響が良かった。
ちなみにこのTHX、Wikipedia曰く(本当はWikipediaは参考文献に引用してはいけないのだが)ゴールデンラズベリー賞で「鼓膜が破れるほどうるさい殺傷兵器並みの音響効果」と称されたとか。この認定があったとしても最後は好みの問題、ということ。
リュオーン((こういうイベントを催してくれて、TRIGGERほんと)ありがとう)
さて、肝心の第23話「Yesterday」。(以下ネタバレ)
今回はクロワとアーシュラ(シャリオ)の過去に焦点。22話では他人の魔力を引き換えに自身の魔力にするナンチャラカンチャラをシャリオが使い、ショーを見ていたアッコの魔力が失われた、という点がポイントだった。
クロワがアッコの前でネタバレした時にクロワが何か言いたそうにしていたその意味が明らかになり、クロワに半分騙されてシャリオが使ってしまった、というのがその真相という。
この時点で視聴者としてはホッとしたよね。やっぱりアーシュラ先生悪くない!クロワは捻くれすぎだろ!
さらに、ショックを受け失踪したアッコを探す友情も描かれる。それにしても今回のダイアナの聖母ぶりはヤバい。神人格。
一方のスーシィ。アッコが居なくなることを恐れて不安の限界に達するロッテに対して「アッコってバカでしょ。いつも通りに戻ってくる。」と慰める。スーシィらしい慰め方。いいシーンなんだけどさ・・・いくらなんでも言い方はひでーだろw
魔導具屋のラストの粋な計らいも含め、今回は人情味あふれる演出が多い。作画もヤバいぐらいに素晴らしい。神回と称して良い回だと思う。
あと、一瞬のカットだったんだけど、コンスタンツェが強烈な内股してたのが意外だった。女の子だなぁ!(興奮)
ちなみに、23話で一番思うところがあったのは、マジックショーで皆を楽しませようとしたシャリオに対して、観衆が飽きはじめ「もっと面白い魔法を!」と迫り続け、シャリオが苦悩し、最後は破綻してしまうシーン。
リトルウィッチアカデミアは今のアニメ業界をモチーフにしているという。この前のクローズアップ現代でもアニメーターの貧困化をテーマに、アニメ制作会社の総予算の少なさに対し自己努力で限界まで切り詰めている現状を映していた。(ちなみに業界で制作委託費が少ない代表的な委託元はそのNHKだそうだが)
シャリオの過去は今のアニメ業界を照らし合わせたものなんだろうか。
だとすると、今後、アッコを中心にポジティブなストーリーが展開されるとしたら、それはアニメ業界の将来に対する期待を描いているということなんだろうか。気になるところである。
タイトルが指す意味、昔とか過去ではなくあえて昨日(Yesterday"s"にすると過去という意味になるそうだが)なのは何故なんだろう。次回がそのアンサー回になるんだろうか。
いずれにしても、今回はアーシュラ悪くない!アッコも元気になった!ダイアナが仲間になった!友情再確認!と、リトルウィッチアカデミアファン的には気分すっきり!な回なので、終演後、とっても晴れやかな気持ちになれてよかった。
結局、吉成監督やら半田さんが登壇するマンスリー上映会最終回は抽選もハズレ、一般販売のチケット取れなかった(哀)んで、可能な限りこの単発上映会には足を運んでみようと思う。次もやるかどうかわからんけど。