ド素人のためのIC-R6の使い方(自分用メモ)
スキャンとは
受信可能な周波数を検索する機能を「スキャン」と呼ぶ。TVに付いているチャンネルスキャン機能と同じ。
IC-R6で聴くような無線の大半は、一般的なラジオ局と違って常に無線電波が送信されている訳ではないので、この「スキャン」を常に回しっぱなしにしておく。ド素人的には「電波が発信されたら教えてくれる」機能と思ったほうが分かりやすい。
「サーチ」とは呼ばないらしい。理由は知らん。ITUあたりで定められてるんだろうか。
IC-R6では受信可能な周波数全てを対象にスキャンすることもできるし、対象の周波数を限定してスキャンすることもできる。当然、検索する対象が多ければ多いほど、電波を拾うのに時間がかかる(交信時間は大概短いのでスキャン中に聴き逃がす羽目になる)。
基本的な使い方
他にもやりようはある。あくまでド素人向け。
メモリーバンクなる領域に、聴きたい周波数を複数登録しておく。そのメモリーバンクをスキャンする(これをバンクスキャンと呼ぶ)。
メモリーバンクに登録したい周波数はメモリーチャンネルに割り当てておく必要がある。というか、厳密に言うと、メモリーバンクには周波数を指定したメモリーチャンネルを登録する。(メモリーチャンネルを管理するフォルダのようなもの、というのが公式説明。取説p.44)
メモリーチャンネルに対して指定できるメモリーバンクは1つのみ、っぽい。試したことはないが。なので、複数のメモリーバンクに同じ周波数を登録したい場合は複数のメモリーチャンネルを用意する所から始める必要がある。
エアーバンドスペシャルなる店舗カスタム品を買うと、大体のエアバンド周波数がこのメモリーバンクにプリセットしてくれている。なので、それをバンクスキャンすれば良いのだが、検索対象が多いのでバンクスキャン時の効率が悪い(気がする)。以下は、メモリーバンクの登録の仕方も含めた手順。
バンクスキャンの仕方(取説p.67)
停止する場合はもう一度SCANボタンをチョイ押し
メモリーバンクに周波数を登録する(取説p.45)
購入時のプリセット設定は弄らない前提。自分が購入したものはメモリーバンクのA~Pまで使用済み(購入先によって違うと思う)。なので、空いているQ・R・T・U・W・Yを使う。
VFOモードにする(電源入れてV/Mボタンをチョイ押し。MR表示が無いモード)
DIALツマミを回して周波数を合わせる(FUNCボタンを押しながらDIALツマミを回すと1MHz単位で移動可能)
S.MWを長押し
DIALツマミを回して空いてるメモリーチャンネルを選択 ※
MODEで確定
BANDを押しながらDIALツマミを回して登録するメモリーバンクを選択
S.MWを長押しして登録確定
※ここで既に登録されているメモリーチャンネルを選択すると上書きされる
メモリーバンクにネーム(名称)を付ける(取説p.49)
デフォルトだと「BANK-Y」とかになってるので分かりやすい名前をつける。
メモリーモードにする(電源入れてV/Mボタンをチョイ押し。MR表示が有るモード)
BANDを押しながらDIALツマミを回して設定するメモリーバンクを選択
S.MWを長押し
MODEをチョイ押しして「B NAME」を選択
FUNCを押しながらDIALツマミを回して文字選択、DIALツマミ単体でカーソル位置変更(画面右側にはメモリーチャンネル番号が表示されているが気にしない)
S.MW長押しで確定
エアバンドの周波数の調べ方
これもやりようは色々有るが、大体エアバンドスペシャルと銘打ってる店舗カスタム品を買えば、登録済み周波数の一覧冊子がもらえる(はず)。購入前に店舗に聴いておくと良い。
あとは三才ブックスの「航空無線のすべて」だったり、イカロス出版の「航空無線ハンドブック」に付録として付いてくる。鉄道マニアで言う時刻表・貨物時刻表みたいなものと思っておくとわかりやすい。
ただし、根本的に気をつけないといけないのがIC-R6は受信改造しないと一部帯域の周波数を受信できない。購入時に意識しておく必要があるので受信改造済みであることを確認してから買うのが良い。
今後まとめたいこと
まとめるとは言っていない