投票開始前から追っかけていたCrunchyrollAnimeAwards2017の結果発表が、日本時間の2018年02月25日に行われた。かなりマニアックな視点でノミネート作品が選出されていたのでかなり楽しみにしていた賞。しかしながら、結果は大荒れ、そして大波乱を呼ぶものだった。
CrunchyrollAnimeAwardsの概要はこちらをどうぞ。
放送はこんな感じ
結果発表は海外の動画配信サービスTwitchで中継された。放送開始は元々日本時間11時(太平洋標準時で02/24 6:00PM)、という話だったが、実際には30分遅れで配信開始。さらに冒頭はゲストのインタビューやトークなどで30分かかって、結局12時に。太平洋標準時だと夜19時からですね。なかなかいい時間に配信していたみたい。
発表会場に画面が切り替わると、なんと生演奏!豪華!そして演目はカウボーイビバップのTank!!
なんでだよw今回のノミネート作と関係ないだろwww
最初はANIME OF THE YEAR(アニメ作品賞)の各ノミネート作品紹介。僕のヒーローアカデミアが最も大きい歓声が上がるが、リトルウィッチアカデミアもなかなか負けてない熱量。これは期待できるな!
そして後はテンポよく各賞の発表へ。
BEST OP
早速OP、ED賞から発表。
僕のヒーローアカデミアから米津玄師の「ピースサイン」が受賞。
BEST ED
いきなり大原ゆい子さんのノミネート部門!
大いに期待したが、残念ながら落選。。。
選ばれたのは小林さんちのメイドラゴンからちょろゴンずが歌う「イシュカン・コミュニケーション」。作詞は松井洋平さん。
若干テンション下がったものの、いきなりイシュカン・コミュニケーションが選ばれるあたり、海外視点でのアニメ賞、なかなか期待できそうだ。
BEST FILM
映画賞はこの世界の片隅にに期待してたが、選ばれたのは君の名は。
まぁ、しゃーない。
BEST SCORE
音楽賞はリトルウィッチアカデミア、宝石の国、メイドインアビスがノミネート。宝石の国も評価高いけど、やっぱりリトルウィッチアカデミアだよね!!
と思ったらメイドインアビス。
むう~
BEST ANIMATION
アニメーション賞。ここは流石に海外目線ならリトルウィッチアカデミアでしょ!
と思っていたのに、選ばれたのは僕のヒーローアカデミア。ええ!?
このあたりから雲行きが怪しくなる。
BEST CGI
CG賞は安定の宝石の国。これは当然。
受賞映像ではYURiKAの「鏡面の波」も流れて俺歓喜。
BEST COMEDY
コメディ賞。ここはリトルウィッチアカデミア選んで欲しいな!と思ったが、選ばれたのは小林さんちのメイドラゴン。海外での人気高いな・・・。
BEST SLICE OF LIFE
日常系アニメ賞。少女週末旅行が受賞。
このあたりからTwitchのチャット画面にRIGGED(不正)という書き込みが増えてくる。
ここで一旦ハーフタイム。
何故かまたカウボーイビバップの劇伴を生演奏。
ハーフタイムを過ぎてナゾの投票状況が表示される。
ファン投票の内訳なのか、なんなのか。僕のヒーローアカデミアが全面に出てきてちょっと白けムードになりつつある。
※2018/02/28追記
Live中継していたTwitchの公式Twitterに以下のようなツイートがあった。
Use the @Crunchyroll #AnimeAwards extension during the live show on Feb. 24 to predict all the winners.
— Twitch (@Twitch) 2018年2月23日
If there were a Best Dragon category, we’d use the extension to vote for Tohru. Maybe next year.https://t.co/G4JsQenuPJ pic.twitter.com/j8Kw071yc2
(以下、超意訳)
Crunchyroll AnimeAwards中継の間は勝者予想の拡張機能が使えます。もしベストドラゴン賞があったら、(小林さんちのメイドラゴンの)透に投票するためにこの機能を使うことになるでしょうね。まぁ、来年にでも。
Twitchはextensionという名の拡張機能が使えるそうで、それがこの中継中に有効にされていたそうな。つまり、この投票結果はあくまで中継中の勝者予想だったらしい。
複数投票の可否が気になるところだが、リアタイ視聴者の人気順は僕のヒーローアカデミア>メイドインアビス>リトルウィッチアカデミア>宝石の国ということになる。
BEST CONTINUING SERIES
シリーズ続編賞は僕のヒーローアカデミア。
間違ってOPの映像が流れる。
INDUSTRY ICON AWARD
ここでINDUSTRY ICON AWARDの表彰。ICONはシンボルと同義なので、要は業界特別表彰と思えば良さそう。
Christopher Sabat氏(ベジータなどの声優)が受賞したが、スピーチが長すぎて最後に引っ張られるように退場w
BEST BOY
ベスト男性キャラは僕のヒーローアカデミアの轟焦凍。
BEST GIRL
こここそアッコでしょう!!
と思ったらまたもや僕のヒーローアカデミアより麗日お茶子。
BEST VILLAIN
悪役賞。ボンドルド取ってほしい!と思ったが、ここも僕のヒーローアカデミアのステイン。
BEST HERO
ヒーロー賞。アッコもノミネートされている。ここで取れば後半の賞でも期待できるね、と思ったが、やはり僕のヒーローアカデミアから緑谷出久が選出。
各キャラクター賞はやはり作品の色を色濃く出す要素なので、バリエーションに富んだ形のほうが面白いのだが、結果的に僕のヒーローアカデミアが総ナメする形に。
このあたりからチャット欄が大荒れに。
MY HERO AWARDS。つまり「これは僕のヒーローアカデミアAWARDSだね!!」という皮肉。
どさくさに紛れてユーリ!も連呼されているのがおもろい(昨年総ナメにした作品。コレも皮肉。)
BEST DRAMA
ドラマ賞。ここは意外にも魔法使いの嫁が選出。
BEST ACTION
アクション賞。安定の僕のヒーローアカデミア。
正直、このあたりで既にワクワク感は無くなり、完全に白けムード。
BEST MANGA
漫画賞はこの世界の片隅に!と思いきや、さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ、という作品。俺が応援している作品は殆ど選ばれませんねえ・・・。
ここでちょっと親近感の湧いたツイートを発見。
The #AnimeAwards are cool and all, but it’s literally just a popularity contest. I like all the people behind it and the shows picked are good, but again it’s a popularity contest.
— Man, Human, Devilman, Devilman Lady (@Joel_Drayer) 2018年2月25日
AnimeAwardsは全体的にカッコイイけど、文字通り人気投票だよな。このイベントの関係者や良く見せるための演出は好きだけど、何度も言うけどこれは人気投票でしか無いわ。(意訳)
こんな感じで視聴者側の白けっぷりが蔓延。相変わらずチャット欄は荒れているる。
ANIME OF THE YEAR
そんな感じで、大トリの年間アニメ大賞。
もう期待してないので、むしろ僕のヒーローアカデミア発表後にどこまで荒れるのかを期待。
・・・と、思ったらまさかのメイドインアビスが受賞wwww
なんだよこれwww
意味わかんねえwww
流石にここまで来るとバランスを取ろうとした作為的なものを感じるわ。
アクションもアニメーションも登場人物も下なのに、劇伴だけで最上位?メイドインアビス好きだけど、これはあんま嬉しくない。
そしてヤケクソなのか、何故かTOBLERONEを全力で配り始めるwww意味わかんねえwww
そしてTOBLERONE配布ショーを尻目に放送終了・・・。
本当になんだよこれ・・・
※2018/02/28追記
TOBLERONE配布はCrunchyrollで配信されているオリジナルアニメ「ネオ・ヨキオ」のネタだったらしい。少し前に変なロボットで日本でも若干話題になった作品。トリガーの半田修平さんあたりがツイートしていたような。
ネオ・ヨキオの概要はこちら。
TOBLERONEネタの概要はこちら。巨大なTOBLERONEが出てくるらしい。
結果的に、僕のヒーローアカデミアは7冠。にも関わらず、メイドインアビスに大賞をかっさらわれる。でも単独賞は劇伴だけ・・・。
そしてリトルウィッチアカデミアは無冠。宝石の国も安パイなCG賞のみに留まる。
海外アニメファンの目線が知りたかったのに、これじゃ日本の組織投票アニメ賞と変わらないじゃないか。期待していただけになんとも面白くないアニメ賞になってしまってがっかりオブガッカリ。
昨年のユーリ三昧の結果を見て気づくべきだったのかな。ぶー。