ノートPCの充電用にUSB PD充電器を導入した。
…が、考えてみたら両端Type-Cのケーブルが無い。
ということでダイソーに買い物に。
店内を見て絶句。USB PDのケーブル、見てくれは一緒なのに種類多すぎて訳が分からん。名称変えてくれよ。
とりあえずeMarkerなる謎のシロモノが入っていれば良いらしい。これが無いとUSB PDの仕様上ネゴシエーションできず、5V固定に扱われちゃうんだとか。供給電流が3Aあっても5Vなら掛け算で15Wまで、ということ。
このeMarker。そもそも必須なのかどうかも世間ではあまり解説されてないどころか、あっても60W以上に対応できるやら5A以上に対応できるやらバラバラ。
調べて見る限り、eMarkerチップがあることで確約されるのはネゴシエーションが出来ることだけらしい。極論を言えばPROFILE1(5V/2A=10W)までしか対応してないケーブルでもeMarkerチップ搭載してる、なんてこともあり得る様子。
とは言っても、そんなケーブルにわざわざコストかけてeMarkerチップ搭載しないだろうけど。
あとeMarkerに対応するとチップ上でケーブル仕様をガチガチに定義しないといけないらしく、パッケージ表記の対応W数は適当に書かれているものではないみたい。言い換えれば、このパッケージ表記を意識して購入しなければならない。
60W対応とあれば、20V/3A=60WのPROFILE4対応まではeMarkerに定義されてることは間違いないんだろう。100W対応とあれば20V/5A=100WのPROFILE5まで定義されているはず。
まあ、ガチガチに定義とは言いながらも、中華ケーブルあたりで偽装が横行しそうなので、この辺は注意が必要なんだろうな。
てことで、2023年9月現在でダイソーで買えるケーブルとしては、eMarker搭載で100W対応を謳っている330円のケーブルがベストバイ、と判断。
しかし、このケーブルをその辺に転がったままにしてたら、果たしてUSB PD対応ケーブルって見分け付くんだろうか…
数千円のチェッカー買うほどでもないしなあ。。。
ちなみにPROFILE5で定義されている100Wを超えるExtendPowerRange(EPR)なる規格も2022年あたりから徐々に出始めているらしい。いやいよデスクトップも動かせるようになるのか?そこまで行くといよいよACアダプタとの優位不利の差異が気になる。