デジタル一眼レフのセンサー清掃。ほとんどの人には「ハァ?」って話だと思う。
デジタル一眼レフにはゴミが付く。そりゃゴミぐらい付くだろうって話なんだけど、外装ではなく。レンズが交換式なので、そのうちに中身のイメージセンサーにゴミが付くって話。
イメージセンサーは光を電気信号(デジタルデータ)に変換する、まあデジカメそのものみたいな半導体。そこにゴミが付くと、写真にガチで影響が出る。
センサーにゴミが付いた状態がこちら。一度気がつくとしょんぼり。
※これはちょっとオーバーだけど(詳しくは後述)。晴天のときとかに飛行機の脇に斑点がついちゃうとガックリ来るものがある。
ゴミ除去機能なんかもだいぶ普及してきたけど、ぶっちゃけ気休めぐらいでしかなく(昔よりは良くなったのかもしれないが)、普通にレンズを交換しながら使ってたらそのうちゴミは付く。
ゴミがついたら除去しなきゃいけない。これをセンサー清掃とか呼んだりする。
センサーってガチで繊細かつ重要な部品。傷つき易く、傷がつく=カメラをオシャカにするってことなので、初心者には手が出せない。
となるとプロ(業者)に頼むしか無い。昔はヨドバシカメラが1,000円で請け負っていたらしいけど、今はやっていない。(サービス自体は2018年末ぐらいに復活したらしいけど3,000円ぐらいに値上がりしているみたい)
Nikonの場合はニコンプラザに持ち込むか郵送。定期券の範囲なので、自分はニコンプラザに足を運ぶが、ぶっちゃけ新宿とはいえビルの上層階でアクセス悪いし、それでいてお値段も外装清掃もセットで3,000円ぐらい。人件費値上がりのせいとはいえ、ちょっとキツイっすわ・・・
なんとかならんかなあ、と思って調べてみたら出てきたのが通称「ペンタ棒」。
ペンタックスが販売している清掃用トリモチ。通称が付くぐらいなので、無茶苦茶有名。ペンタックスのサービスセンターでも使われているらしい(らしい)。
3,000円ぐらいなので、これでニコンプラザとはおさらばできるぜ!と意気揚々と試す。
センサーに向かってペタリ(一度ペタリとしたらクリーニングシートに粘着させてゴミを移す)。
一通りペタペタしてからレンズを戻し撮影。
おおゴミが減っている。
※ちなみにゴミは目視では見えない。写真の状況を見ながらある程度位置を推測してペタペタする。
もう一度ペタペタ。うーん、もう一声なんだけど、取れないな。
もう一度ペタペタ。う?ゴミが増えたぞ??
ペタペタ・・・ペタペタ・・・ペタペタ・・・
はい、終わった。
ニコンプラザ再訪確定。
※ちなみにこの状態が最初に貼った画像w
半年ぐらい試したんだけど、結論としては素人には無理、というか玄人じゃないと無理なツールと結論。
つーかゴミだらけになってセンサーやらかしちゃったかなって思ったぐらい。(キレイになってよかった・・・)
どうにも、ゴミにも乾式(サラサラタイプ)、湿式(ねっちょりタイプ)があるようで、後者は取れないみたい。てか、乾式も取れてるようにも見えないぐらいに取れないんだが・・・。
レビューでは絶賛されているので、それなりの玄人には活用できるんだろうが・・・。
このまま3,000円払い続けるのか・・・プロ用のクリーニングキット買わないといかんか・・・って思って再度調べ直してみたら、評判が比較的良いものを発見。
VSGOというメーカー?のカメラクリーニング用品。APS-Cサイズのセンサーに使えるスワブ(拭き取り具)とクリーニング液のセット。大体ペンタ棒で脱落した人がこちらに流れているみたい。
フルサイズ用はこちら。
自分はヨドバシで買ったんだけど、海外製品なのに普通にヨドバシのクリーニング用品売場に並んでるので、やはり評判良いみたい。
色々調べた使い方。
・クリーニング液をスワブ片面に1滴垂らす(2滴垂らすとムラができやすいらしい。乾拭きも無意味なのでしないほうが良いみたい。)
・力をかけず撫でるように拭く
・スワブのもう一方の面にクリーニング液を垂らす
・同じ方向に拭く
結論。これ凄い。
まず1回拭きでゴミがほぼ消滅した。ペンタ棒でペタペタやってもキレイに取れないあのゴミが目に見えて減った。
次にもう1回拭く。
少し浮いてしまったみたいで拭きムラが。
もう1本開封し、拭く(こちらもクリーニング液は使用)
完了。
キングオブ不器用な俺でもすげえキレイになった。やばいぞこれ。
同一方向だと片側にゴミが残りやすいという意見があったが、同一方向で済ませても十分。むしろ素人にはそっちのほうが無難。
12本入りなので4~6回は清掃できるんじゃないだろうか。
1回4~500円。ひええ。
これでレンズ交換も怖くない!!