てなもんや四三式次世代輸送システム

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劇場版ムーミン南の島で楽しいバカンス、をレビュー

舞台挨拶についてはこちら。
今回はネタバレ含むレビュー。
 

 

 
さて、思い出のある楽しいムーミン一家の声優陣が再集結とあり、予告もなかなか(映像作品的に)面白そうだったのでかなり期待していた本作。実際どうだったかを記す。
 
まずは冒頭、子安キンことスナフキンと自然を交えたシーンでOPを迎える。人によってはここで涙を流すらしいが、言うほどの感動は無く。(いい映像だとは思うけど。)
 
ちなみに本作のスナフキンの見どころはここぐらいと言える。スナフキンファンにはあまり向かない作品かもしれない。スニフに至っては全く出てこない。
 
 
その後、ムーミン谷の連中がキャンプファイヤーよろしく、火を囲んで大騒ぎ。ムーミンパパが何を血迷ったのか酒を火に投入し、火の勢いが大きくなると住民大喜び。ムーミンママが一瞬嫌な顔をするのが見どころ。その後のムーミンパパのセリフで、どうやらムーミンたちは芋を主食としていることを知る。その割には、後半でムーミンママはおかゆを食べていたりするんだけど。。。
 
 
その明かりを灯台と勘違いした海賊が登場。そして、なぜか捕虜として縛られているミムラ姉さんとミイ。後段で、本作ではムーミンたちと面識がない設定になっていることがわかるのだが、果たしてこの2名は何故捕まったのか・・・理由も語られないし。これに限らず全体的に、設定がズブズブだったり、伏線を回収せずに投げっぱなしなところが目立つ。結局、この海賊たちもオープニングのドタバタ以外には出てこないし南の島には一切関与もしてこないし(南の島の存在が話題になったのはフローレンの読んでいた雑誌がきっかけ)。
 
いろいろあって海賊船が座礁。それを見つけたムーミンパパたちは恐れるどころか何かないかと物色しに乗船するという無茶苦茶な流れ。つーか、軽々しく窃盗すんな。
 
伏線の投げっぱなしという意味では、座礁した海賊船の宝物にあった熱帯植物の種。見つけたムーミンママは同時に見つけた金貨に目をくれずに持ち帰り、以降、南の島にまで持っていって育てたりと、物語終盤まで引っ張る割には話の核心には何にも触れないという。。。最後の最後のスナフキンのセリフを言わせたかっただけなんじゃないかと思うほど。しかもそのセリフも何ら重要性はないし。
 
 
で、結局海賊のドタバタは関係なしに、フローレンの話をきっかけにその日のうちに船で大海に出発するムーミン一家。淀んだ空に大荒れの海。しかし、ムーミン一家はそれを喜んでヒャッハー!という、なんとも風景と本人たちのテンションのギャップが激しいシーンで、はっきり言って狂気染みている。
 
 
その後、無人島に漂着。ここで唯一伏線を回収した言葉の虫(だっけ?)が登場。といっても、途中で一切触れられないし、無理やり設定した感もあるが。
 
 
南の島に上陸後は、とにもかくにもムーミンパパとフローレンのクズっぷりが見どころ。息子を無視して酒を飲んだくれて自慢話に浸るクソ親父と他人に色目を使いまくった挙句にお姫様気分に浸る自己中ビッチ。
とりあえずキワドイ水着に対してのムーミンの「ほとんど裸じゃないか!」には笑ったw
 
恋のライバルたる貴族の御曹司(チャラ男)もなぜにフローレンに手を出したのか。単なるカバだぜ?
 
そして業を煮やしたムーミンと決闘する羽目になる御曹司。確かにチャラ男はイラッとくるタイプなんだけど、言うほどムーミンたちに直接的にも間接的にも悪いことはやってないんだよね。
それがいきなり決闘させられて怪我して終わるという・・・ある意味被害者だろう。
 
カバといえば、ムーミンパパがカバと間違えられて捕まった時の話も見どころ。
 
 
その後はさらにドタバタがあり、最後はムーミン谷で落ち着いて終わる。
 
という感じで、映像作品としては面白いし、ムーミンの世界観を表現したアニメとしては合格点。だが、娯楽作品としてはどうだろ?ストーリーがあまり練られていないあたりはエンターテイメントとしては微妙かもしれない。
 
そのあたりは幼児向け絵本に近いのかもしれない。動く絵本といった具合か。
身も心も悪党、というキャラクターが存在していない作品なので(むしろ無銭飲食は繰り返すわチップは渡さないわ部屋の風呂でプール遊びするわ逆恨みで決闘するわ知事の像を意図的に河に投棄するわ他人の敷地の花を勝手に抜くわ・・・諸々をやらかしているムーミン一家が真の悪党w)嫌な気分にならないでホンワカ終わる、というのが評価ポイント。
 
 
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