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「アニメ サザエさんとともに50年 -エイケン制作アニメーションの世界-」に行ってきた

横浜髙島屋へ「アニメ サザエさんとともに50年 -エイケン制作アニメーションの世界-」を見に行ってきた。

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エイケンは2019年3月10日に50周年を迎え、長谷川町子美術館を皮切りに記念展示会を全国開催予定だった・・・が、新型コロナの影響で中止に。2021年になってようやく福井と兵庫で開催。広島での開催も決まり、今回横浜高島屋での開催がようやくアナウンスされた。

都内の1日の感染者が爆増(6日時点で東京4500人/日超え、神奈川2000人/日超え)してる状況。しかも横浜駅界隈は先日、アウトローな飲食店にキチガイがギュウギュウ&路上飲酒集団がいっぱい・・・な光景を見ていたので行くのはどうかな・・・とは思ったけど、この様子だといつ打ちきりになるか分からんし、早めに行っておくことに。

電車使うのもアレだったので近くまで車で。しかし、途中で通った上野、秋葉原にしても横浜にしても、路上はパチンコパチスロの開店待ち行列の人だかりが酷い。横浜に来ても髙島屋の目の前に路上喫煙所があって密になってるし、喫煙所の外でもプカプカ喫煙してたり。色々と常軌を逸している世紀末の光景を見れるのはある意味展覧会よりも価値があったのかもしれない。

髙島屋の公式サイトには当日券でも100円の割引がある。

会場は原則撮影不可だが、鉄人と各作品のイラストスクリーンでは撮影可能。鉄人は神戸の実物大を見てるからな・・・。エイトマンと並んで走ってる写真も撮れる(そんなのを撮ってるのは俺しか居なかった)。

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初期作品を中心にした「エイケンクラシカル」、その他作品群を紹介する「50年の歴史とともに歩むアニメ作品」、文字通りの内容の「サザエさん」の3パート構成。壁面に掲示されている作画資料やセル画を眺める感じ。

エイケンクラシカル」と「50年の歴史とともに歩むアニメ作品」

エイトマンは「エイケンクラシカル」に据えられているのに作画がダンチでスタイリッシュでカッコいい。桑田二郎の訃報が流れた時に古のオタク女子の思い出コメントが散見されたのも頷ける。スーパージェッターは脚本が錚々たる顔ぶれなのだけど、現代人が見ても面白いんだろうか。カムイ伝の絵コンテとか見てると、枠が丸みがかってるのよね。当時のブラウン管を想定した絵面作りを意識してたのかな。

ダイアポロンは作風の割には美術設定がむちゃくちゃカッコいい。子供向けにデフォルメしてただけでやっぱり描く人間の画力は現代でも通じるレベルだったのだなあと。ゴキブリちゃんというの名前のアニメは初めて知った。ことわざハウス、親子クラブといった豆知識アニメは2013年頃まで放送していたそうで、自分の世代でも知られているらしいが・・・全く聴いたことも見たこともない!

なお、目当てだったのらくろの展示は・・・これだけかよ!ってぐらいでちょっと残念だった。。。

ソランのアニメ制作の様子を写した映像が投射されていたが、これは過去荒川区でやってたエイケンアニメ展で展示してたヤツだな。

あと、会場のBGMがとにかくサザエさん推しで微妙に集中できないレベルで笑ってしまう。ソラン制作時映像とかも時折音声が劣化する部分があるのだが、おかげでサザエさん楽曲がより強調されてたw

サザエさん

そんな「サザエさん」パートは、流石の充実ぶり。69年放送開始なのにそこから3~4年で今のスタイルが確立されているのはやべえ。東芝ロゴをバックにズンズン向かってきてシュッて引っ込むやつ(これで分かるだろ)も東芝旧ロゴ時代に既に出来上がってたようで。今思うとあんな動きもアニメ作画の醍醐味だよなあ。それにしても明日を作る技術の東芝・・・一体どこへ行ってしまったんだ。(ちなみに俺はエネルギーとエレクトロニクスの東芝世代)

興味深かったのは、キャラクター等身基準表の比較。放送中期は一旦等身が伸びてスタイリッシュになってるのよね。現在は初期に近い形で若干のデフォルメ化がされている。時代によってキャラクターデザインの流行りがあるんだろうなあと。あと、本編はテーマに沿って原作1作を抽出するところから始まるだとか、磯野家の茶の間のカーテンや庭木が季節によって変化させられてるだとか。色々と驚く事が多い。現在使っているものだと思うが、キャラの表情指定表も面白い。フネが絶対そんな表情しないだろうってぐらい感情豊かで可愛くてちょっと萌える。

しかし、電話ボックスだったり、公衆電話だったり、黒電話だったり(電話が多いな・・・)、郵便屋の自転車とかばんだったり、ジャンボジェットの吊り玩具だったり、東京タワーだったり、ネクタイに半袖ワイシャツだったり・・・時代を投影したようなセル画のセレクトぶりがなかなかニクイ。一方で、サザエさんの世界観を守るためと思われるが、磯野家の茶の間のテレビとかキッチンの冷蔵庫とかが未だに骨董品で固定されてるのもヤバい。もう修理できないだろう。流石明日を作る技術の東芝だ・・・。

セル画、流石のサザエさんだな~と思うぐらい1コマで面白すぎるカットが多い。「ぼくはバツイチ」とかなぜ選んだw 台本も展示されてたけど、波平の「全く恥をかいた」から始まってサザエが詫びるところが開いてて、これも笑える。

それから背景画。ダイアポロンで思ったことと真逆と言うか、きっとこれサザエさんの世界観に合わせてデフォルメして描いてるんだろうな~というか。本当だったらもっとリアルに描写できるはずで、逆にそんな作画(?)技術に凄みを感じた。色数意図的に押さえてるとかそんなとこなのかな。

幼児雑誌に掲載されているイラストがあるというのも初めて知った。今でも掲載されてるのかな?

こいつを待ってたんだ!

今回のフォトスポットで一番楽しみにしてたのがコレ。そりゃ撮るだろ! f:id:type43:20210808194132j:plain

グッズ

先日発表されたサンリオとキャプテンのコラボグッズ(ユニフォームまであった・・・)とサザエさんグッズが充実。 f:id:type43:20210808194237j:plain

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図録は中身は同じなのに2色のパッケージを用意。何故・・・。 f:id:type43:20210808194311j:plain

サザエさんグッズは波平の説教カットシール・ステッカーと別売キーホルダーキットがお安かったのでそちらを購入。強烈なアクスタもあって買おうかちょっと迷ったw f:id:type43:20210808194334j:plain

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買う予定のまったく無かった鉄人28号Tシャツ、エイケンクラシカルグッズらしく、デザインが良かったので一張羅用に購入。

のらくろは・・・グッズもイマイチだったかなあ。メインで使われてるカットがあまり好みではなかった。一筆便箋は中に使われてる絵柄が良かったので買ったけど、買うつもりだった額装用の絵はポストカードとデザイン一緒だったんで見送り。ポストカード単体もこの前の川崎ののらくろ展とか森下のらくろ館のと比べるとう~んというか・・・。本当は缶バッチが一番欲しかったんだけど・・・18種類ブラインドパッケージは無理だよ・・・これも見送り。チケットケースもグッズにあったはずだったのだが、店頭には並んでいなかった。

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主題歌DVDと図録も買ったので、なんだかんだで1万円使ってしまった。 f:id:type43:20210808194640j:plain

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一番貴重だったのは商品袋留め用に貼ってくれたエイケン50周年シールかもしれない。必ずもらえるものなのかどうか謎。

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まとめ

展示内容は2017年に荒川区でやっていたエイケンアニメ展の方が充実してた(特に立体物)んで、そっちに参加した身としてはうーん、こんなもんか、という感想。のらくろ的には物足りない内容だしね。福井や兵庫まで遠征しないで良かった・・・。

で、今気づいたんだけど、

長谷川町子美術館でやってたのは

エイケン50周年展~アニメサザエさんと共に~」

福井県立美術館でやってたのは

テレビアニメーション創世記から現在までの50年 -エイケン制作アニメーションの世界-」

兵庫の丹波市立植野記念美術館や今回の横浜髙島屋、広島のふくやま美術館は

「アニメ サザエさんとともに50年 -エイケン制作アニメーションの世界-」

なんか微妙にタイトルが違う!展示内容が実は違うのか??

でもなんか調べてみると図録は福井のと同じものっぽいし、感想も見る限りメイン展示品は同じなのかな~とも思ったり。長谷川町子美術館の時は石膏像は鉄人28号の3体だけでなくもっと種類が多く、ダイアポロンの玩具とかも並んでたみたい。今回展示されてたサザエさんの台本、20周年記念時計、幼児雑誌の実ページとかも図録には収まってないし、展示会場のスペースの都合でオマケ展示の種類が若干違ってたりする感じなのかな。

参考までに荒川区でやってたエイケンアニメ展をこちらにまとめた。

「ゆいの森あらかわ」開館記念企画展「エイケンアニメ展」~あの名作は荒川区で生まれた~ - てなもんや四三式flying boat