てなもんや四三式犯科帳

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ゴールデンカムイ、読了。感想なぐり書き。

ヤンジャンアプリでエピソードごとに読めるようになってる→クライマックスの美味しいとこ取りしよう→のっぺら坊の正体明かしな網走編を読むぜ!→いきなりラッコ鍋かよ。。。

・そこから100話も続くとか聴いてないよ。。。

・結局、網走編の後も変態・グルメ・バトルの繰り返しじゃねえか


・シネマトグラフの上映会後に出てきた「自分たちで大切にする気持ちがなくては残っていかない」ってセリフ、その後の話題の前座みたいなコマだけど、本作のアイヌ文化に対する主題みたいなもんだよね。

アイヌ文化視点で、樺太アイヌやらなんやらを当初から設定に組み込む予定だったんだろう。その都合でのレジスタンス設定が織り込まれたんだとは思ってる

・でも樺太編は蛇足

・同時並行されてた残りの囚人狩りも蛇足

・インカラマッは推せる


サッポロビールあたりはタイアップ感が半端ない

精子探偵は、意外(?)に女子陣で忌避した人も多いらしい。確かに、仮に宇佐美が女性だったら、俺も嫌悪感湧いたかもしれない。女性芸人の下ネタってドギツく感じて嫌いなのよね。

精子探偵に関しては男で良かったな、という思いはある。だってシコシコネタでジョジョパロだぜ?爆笑するしかないだろ。


・爆笑といえば、クリオネも笑った。勢いだけでオチにするな。


・全ての登場人物や舞台が一本に繋がる…演出が過剰すぎる。ロシア領事館で鶴見とモスバーガーがあーだーこーだやってる裏でのっぺら坊が金塊探してるとか、無茶苦茶すぎるだろ流石に。

・菊田と杉本が旧知の仲で、鶴見やら尾形とも接してた、とかも、ねえ。

・鶴見中尉のブレない怪しさ・報国主義・戦友愛を描ききったのは見事。写真屋時代の過去は、うーん…蛇足感はあったかなあ。

・出てくる狂人たち…があまりにもクドくい…どっちかっていうと嫌い。だけど、嫌悪感で投げ出すことも無く最後まで読ませる展開は凄い。

・登場人物、いくら撃たれても刺されても死なさすぎだろ。ドラゴンボール並じゃん。

・杉本のその軍服、絶対自己修復してるだろ。それとも予備?予備を何着持ってるの?


・そんな狂人達、死なないと言っても、死に様は基本、救済になってるのも凄いんだよな。

・あれ?じゃあのっぺら坊は、救済されずに死んだってことか。最重要人物の中で一番あっさり死んだキャラなのかも?キャラがキャラだけに、なんか意図的っぽいな。既にアシリパに未来を託して死んだ身だから、っていうメッセージか?

・のっぺら坊はなんで鶴見に追われてるにも関わらず、あんなわかりやすい偽装をしたんだろう。まあ、答えは鶴見が言う通り「自分を確実に容疑者から外すため」なのだが。まあ全部燃やしてたとしても鶴見にはバレて追われることになるか。 ・「のっぺら坊」は不気味な存在だったけど、追う鶴見達にとって「のっぺら坊」は重要ではなく、ただの「手の出せないところに収監されているウイルク」でしかなかった、という話なのだな。当然、第三者からは謎を深める要因になっていたし、本作を盛り上げる最大のミステリー要素になっていた訳だけども。




五稜郭は当初から決まってた設定らしいけど、考えてみたら土方・永倉とかを登場させてるんだもんなあ。網走と対角位置に置くことで、舞台となる北海道を綺麗に全域使うことになる訳だし。そら五稜郭に金塊置くわな。何で俺たちは気付かなかったんだ。

・それはきっと余りにも有名観光スポットすぎて、流石にここを舞台にすることは無いだろう~~!って思ってたから。当初設計だからこそのベタな五稜郭…というか、もし物語の後半に設定考えたら、違うとこに金塊を置いたような気もするんだよな。


五稜郭の戦いって、土方陣からしたら箱館戦争の焼き直しであって、鶴見中尉陣営からしたら203高地の焼き直しである訳じゃん。漫画での描写も完全にソレ意識してるし。

・日本近代史を代表する戦争の両雄(鶴見は日本兵の象徴的な存在としてだけど)を同じ舞台で戦わせた訳だ。そこに帰着させた、しかもそれが当初設計っていうのは凄いよね。

・土方も、恐らく当初設計において、榎本武揚との橋渡し役として配置されてるので、アシリパ陣営と結託するのは規定路線だったんだろうなあ。終盤、裏切る雰囲気を出さなかったのは、もう流石にそれを織り込むと収集つかなくなったからだろうか。最終回の掲載日も決まってたらしいし。


・最後、これもう無限列車編じゃん。

・牛山かっけー!


・終盤の雰囲気といえば、白石が完全にアシリパ・杉本と「心の友」になってたな。あの時点で悪い意味で裏切ることはないんだろうな~と察してしまったが、それは野田さんの本意だったんだろうか。

・ラストの大オチ、海賊房太郎の遺志を汲んで、と解釈してる人が多かったけど、白石なりには房太郎の言ってたこと(「夢を持て」という話だったり、「故郷を作る」という話だったり)に感銘を受けたんで、その言葉のまま実行した、と理解している。「夢を持て」と言われた自分なりに故郷を作ったことが餞、みたいな。


・変態・ギャグ・狂気・バトル・グルメの描き方。なんか稲中ドラゴンヘッドジョジョ刃牙孤独のグルメ、みたいな印象。それにミステリー・冒険・友情・文化史・平和論・戦争論犯罪心理学…やらなんやらが加わってるから「なんかすごい」って感想しか出てこない。

・ギャグセンスも古谷実を彷彿とさせる。ここでそのパロディやる!?みたいな。


・個人的に一番イマイチだったのは尾形、かなあ。中央の山猫(スパイ)として鶴見を妨害し、第7師団長に成り上がるのが目的。自分は欠けた人間であり、それで第7師団長が務まるのであれば、実父も、そして勇作の存在を否定できる。結局勇作を殺したことに負い目が潜在的にあって、アシリパに勇作を重ねて見ることで罪悪感に押しつぶされる。結果、自分のやってきたことの間違いから目を背けていることを直視した結果、自害した…ってことでそ?最重要キャラの一人の割には、うーん、スケールがなんだか小さく感じてしまった。なんかもったいぶった割には結局鶴見一派のキチガイの一人レベルなんだよね。こんなクライマックスで持ってこなくても、五稜郭の戦争で死んでても良かったんじゃないのかなあ、って思ったり。

・まあ、鶴見に失敗を認めさせるタイミング、ってことでこのタイミングしかないのは分かるんだけれども。もうちょっとスケール大きくして欲しかったなと思う次第。牛山の方が印象に残った。

・…んだけど、尾形がドストエフスキー的だという感想を聞いて、なるほど…とも思った次第。その感想見てからだと、尾形の生き様・死に様が文学的に見えてくる…

・スケール小さいとか言ってごめん。スケールデカイわ。クライマックスに配置すべきだわ…

・そしてロシアの狙撃兵は結局何だったんだ。細かく描かない美徳、ってのもあるんだろうけど、ちょっと描かなすぎて、なんだかなあと。作者の思い入れが全く無かったのか、終わりが決まってるが故の尺の都合なのか

・…と思ったら、あの山猫の絵画はロシアの狙撃兵の作だったのか…。あの現場も見てた&1940年になってあの絵を描いてずっと手元に持っていたということ…(という感想を見た)。深い…

・やっぱ自分なりの考えをまとめた上で他人の感想を読むべきだな。色々と目からウロコ。

・谷垣の15人の子供も二瓶と対比になってるのかよ


・綺麗に完結した。そこに関してはとにかく、素晴らしい。

・色々凄い。天才的。でも変態・グルメ・バトルの繰り返しがクドい。合間合間飛ばしても大丈夫だなコレ。そんな感じ。

・単行本として全31巻でしょ。次回連載が決まってるとして、その後ぐらいというか、10年後に本屋の棚見たら「ゴールデンカムイ ○○○」みたいな続編の単行本が並んでそうだよね。「鶴見中尉が生きていた!?」みたいな展開で。スピンオフみたいなのよりは、普通にありえそう。


・久々に漫画で徹夜した。健康に良くない(面白い)。

ヤンジャンの全話無料公開延長が太っ腹すぎて何を意図しているのか理解できない。稼ぎどころだろう…。散々利益を得たし、実写映画化という毒も受け入れたから作者の思いを聞き入れてやるか、とか?それとも実写映画化に伴う販促費みたいな扱いなんだろうか…。